半ばは他人(ひと)の幸せを考えて

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京都翔英高等学校
 学年主任 三井 純一 様

京都翔英高等学校(学校長:堤 清彰)では1986(昭和61)年以来、京都鴨川ライオンズクラブ様のご支援のもと、高校卒業を目前に控えた3年次を対象に学内献血を実施してまいりました。これは、大学生活も含め社会に出るにあたり、自分たちが受けてきた物心両面の恩恵に感謝するとともに、少しでもお返しをするという目的をもっています。

本校は少林寺拳法を正課の授業として取り入れており、その授業を通じて「自己確立」ができるように励んでいます。それで培ったことを基盤にして、ライフスキル教育によって「他者への気遣い」を系統的に育んでいますので、その集大成としての活動として位置付けてもいます。

献血実施にあたり、京都府赤十字血液センター様とは何度もお時間を頂戴し、打合せを重ね、事前学習で献血の必要性を講義してもらうことによって生徒全員の献血に対する認識も高まり、結果として当日は全員が献血に臨んでいます(毎年100名以上の400mL献血が実現できています)。残念ながら、その日の体調などで「献血をしたくてもできない歯がゆさ」を感じる生徒も大勢います。それも一つの勉強としてとらえていますので、この活動を通じて多くの事を学んでくれていることに我々も喜んでいます。

この先、誰かの支えがなければ一人では生きていけません。生徒たちの将来を考えると、自分が人の幸せを考えて行動していこうというのは、常に学校長が本校の教育理念として話されていることです。その実践としてそのような機会を与えていただいていることに感謝申し上げると同時に少しでもその輪が広がっていってくれることを念じています。