献血血液等の研究開発等への有効利用について

「献血血液等の研究開発等への使用に関する指針」に基づく献血血液等の有効利用について

 献血いただいた血液には、有効期限切れや検査不合格などの理由で輸血や血液製剤の原料として使用できないものが発生します。
 これらの血液を研究開発等に有効利用することで、輸血や献血の有効性・安全性の向上、血液の検査法の向上のほかに、病気の診断や治療法の開発が促進され、国民の健康状態の改善などにも役立つ可能性があります。

日本赤十字社及び一般公募された研究機関等では、平成24年8月に厚生労働省により策定された、「献血血液の研究開発等での使用に関する指針」に基づき、献血いただいた血液を有効利用しています。

研究内容をご覧になりたい方

献血血液等を使用する研究について

輸血等に使用できない献血血液の一部は、「献血血液等の研究開発等への使用に関する指針」(平成29年8月から指針名が変更)に基づく公募(平成31年度分)に申請し、承認された血液製剤の有効性・安全性の向上および検査法の向上を目的とした研究のほかに、病気の診断・治療や国民の健康状態の改善を目的とした以下の研究に使用されます。

平成31年度実施の研究課題一覧

研究課題

管理番号 受付番号 献血者説明用課題名 研究内容
1 25J0244 効果に優れた抗がん剤の開発-血液を用いた抗がん活性の評価- 説明文へ(PDF:104KB)
2 27J0003 血液中の細胞に抗酸菌を感染させる実験から抗酸菌症の発症の仕組みを解明する 説明文へ(PDF:101KB)
3 27J0025 新規癌マーカーの評価 説明文へ(PDF:92KB)
4 28J0013 献血検査でHTLV-1陽性または判定保留となった検体を用いたHTLV-1抗体検査法や核酸検査法の改良のための研究 説明文へ(PDF:113KB)
5 28J0021 血液型の基となる細胞表面の糖鎖の違いは免疫活性を変化させるかに関する研究調査 説明文へ(PDF:105KB)
6 28J0037 免疫グロブリン製剤とワクチン開発 説明文へ(PDF:99KB)
7 28J0039 ウイルス感染症に対するT細胞応答の解析 説明文へ(PDF:106KB)
8 28J0040 ヒト臍帯血血液幹細胞の増幅と血球系細胞への分化能に関する研究 説明文へ(PDF:105KB)
9 28J0046 B型肝炎発症の仕組みを解明する研究 説明文へ(PDF:112KB)
10 28J0052 血液凝固を防ぐための血液分析 説明文へ(PDF:114KB)
11 28J0064 抗HTLV-1ヒト免疫グロブリンによるHTLV-1の革新的感染予防モデルの開発とその有効性の検討 説明文へ(PDF:98KB)
12 29J0007 白血球の中で最も少なく、研究が遅れている好塩基球の分離 説明文へ(PDF:129KB)
13 29J0011 日本国内に移入される可能性のあるウイルスの高感度核酸検査法の開発 説明文へ(PDF:102KB)
14 29J0015 血小板の再生医療への応用 説明文へ(PDF:100KB)
15 29J0017 血液標本を用いた精神疾患の疾患関連遺伝子の同定に関する研究 説明文へ(PDF:98KB)
16 29J0023 抗原変異するウイルス感染症に有効なワクチン研究開発 説明文へ(PDF:122KB)
17 29J0030 ヘパトカインを標的とした診断薬・治療薬の開発 説明文へ(PDF:98KB)
18 29J0042 血液を用いた発熱性因子確認試験の研究 説明文へ(PDF:95KB)
19 29J0047 標準物質およびコントロール血清の開発 説明文へ(PDF:104KB)
20 29J0051 血液中の免疫細胞を利用した、からだを守る仕組みの解明 説明文へ(PDF:99KB)
21 29J0055 新規血中肝線維化マーカー開発のための基礎検討 説明文へ(PDF:93KB)
22 29J0056 痛風・高尿酸血症リスクに関連するABCG2遺伝子の解析:Jra抗原陰性者の解析による新規リスク変異の検討 説明文へ(PDF:104KB)
23 29J0058 体外診断用医薬品開発における性能評価 説明文へ(PDF:94KB)
24 29J0061 血液ポンプによる赤血球の壊れやすさを計測する試験 説明文へ(PDF:94KB)
25 29J0063 B型肝炎ウイルス感染早期献血の検出法の開発 説明文へ(PDF:100KB)
26 30J0004 関節リウマチにおける骨破壊を抑制する方法の検討 説明文へ(PDF:103KB)
27 30J0018 腎移植の拒絶を抑える為の治療条件の検討 説明文へ(PDF:96KB)
28 30J0019 関節炎病態におけるリンパ球の役割 説明文へ(PDF:91KB)
29 30J0022 潜伏感染ウイルスに対する抗体価の調査 説明文へ(PDF:98KB)
30 30J0024 ヒト好中球由来小胞に着目した新たな視点からの敗血症の病態制御 説明文へ(PDF:105KB)
31 30J0029 HCV(C型肝炎ウイルス)抗体検査試薬の改良 説明文へ(PDF:114KB)
32 30J0030 HBs抗原(B型肝炎ウイルス表面抗原)定量試薬の改良 説明文へ(PDF:100KB)
33 30J0031 新規HTLV-1(ヒトT細胞白血病ウイルス1型)抗体検出試薬の開発 説明文へ(PDF:95KB)
34 30J0035 献血血液を用いた末梢血単核球増幅培養法の検討 説明文へ(PDF:101KB)
35 30J0039 クリニックでの献血由来の血液製剤保管についての小型冷蔵庫の有用性 説明文へ(PDF:95KB)
36 30J0040 血液製剤の病原体不活化の研究とB型・C型肝炎ウイルスの培養系の開発 説明文へ(PDF:98KB)
37 30J0041 ヒトの血液を用いた効果的なワクチン成分の研究 説明文へ(PDF:107KB)
38 30J0047 免疫システムによるがん治療法の効果予測因子と、がん悪性化の基礎研究 説明文へ(PDF:102KB)
39 30J0050 癌における血液由来細胞の解析 説明文へ(PDF:95KB)
40 31J0003 眼の炎症性疾患の予後予測と新規治療探索のための研究 説明文へ(PDF:95KB)
41 31J0005 Medical gasによる血小板保存法の開発 説明文へ(PDF:92KB)
42 31J0008 A型およびE型肝炎ウイルスに対する抗体の作製 説明文へ(PDF:101KB)
43 31J0010 皮膚の病気における、免疫を調整する血液中細胞の検討 説明文へ(PDF:119KB)
44 31J0014 副作用の少ない抗がん剤の開発―血液蛋白質への作用研究― 説明文へ(PDF:97KB)
45 31J0015 瘀血(おけつ)治療薬の開発 説明文へ(PDF:93KB)
46 31J0016 血漿から濃縮した止血因子の有効な作製とその乾燥化の確立 説明文へ(PDF:94KB)
47 31J0017 ドローンで血液を運ぶ研究 説明文へ(PDF:96KB)
48 31J0018 血液の免疫細胞を用いたがん治療法の研究開発 説明文へ(PDF:102KB)
49 31J0020 心筋梗塞や脳梗塞を診断できる血液検査法の開発 説明文へ(PDF:94KB)
50 31J0021 微振動が血流特性に与える影響についての研究 説明文へ(PDF:98KB)
51 31J0022 プロテインSの変異体検出法の開発 説明文へ(PDF:98KB)
52 31J0025 回路チューブ内の血液凝固を検出するセンサを開発する研究 説明文へ(PDF:98KB)
53 31J0026 新生児に対してより良い輸血療法を提供するための研究 説明文へ(PDF:91KB)
54 31J0030 がん治療薬が引き起こす溶血性貧血のリスク要因の探索 説明文へ(PDF:91KB)
55 31J0032 有効期限を超えた血小板製剤の新たな活用法の検討 説明文へ(PDF:104KB)
56 31J0035 若年のB型肝炎ウイルス陽性者においてワクチンが効きにくいB型肝炎ウイルスの存在を検討する研究 説明文へ(PDF:102KB)
57 31J0036 血流下における血小板製剤の止血機能評価システムの開発 説明文へ(PDF:94KB)
58 31J0041 体外式膜型人工肺(ECMO)の使用が人体に与える影響の検討 説明文へ(PDF:94KB)
59 31J0045 日本人における免疫細胞受容体の多様性解析 説明文へ(PDF:94KB)
60 31J0047 自己免疫疾患の治療法開発 説明文へ(PDF:94KB)
61 31J0049 新たな解凍方法を利用することで血液製剤の有効期間を延ばし必要な時に必要な製剤の供給ができるようにすることをめざす研究 説明文へ(PDF:94KB)
  • ※年度単位での公開のため、まだ実施されていない、または終了している場合があります。
  • ※研究内容に関するお問い合わせは、「研究内容の説明文」にある各研究機関のお問い合わせ先にご連絡ください。

研究等で献血血液等の使用を希望される方

血液の提供を希望される場合には、厚生労働省より示された「『献血血液等の研究開発等への使用に関する指針』に基づく公募について」に従って、申請ください。

「献血血液等の研究開発等への使用に関する指針」および「同指針に基づく公募」について

※ページ下部、「その他」の項にあります。
 申請様式等も公募要項と同じ場所にあります。

日本赤十字社を窓口とする申請について

〇血液の提供について

本公募は、血液の提供を確約するものではありません。
提出いただいた申請は、厚生労働省により策定された、「献血血液等の研究開発等への使用に関する指針」に基づき、厚生労働省薬事・食品衛生審議会血液事業部会運営委員会又は採血事業者及び血液製剤の製造販売業者により評価が行われます。評価の結果、承認された場合でも、献血血液という特性上、希望する血液を提供できないことがあります。

〇申請手続きについて

日本赤十字社を窓口とする申請は、ページ下部記載の公募窓口あてに電子メールまたは郵送での申請をお願いいたします。
※申請方法問わず、「研究内容の説明文」(Word形式)を電子メールで送信ください。

※電子メールの件名は「献血血液等の研究開発等」と記載してください。
また、郵送する際は、宛先の左下に朱書きで「献血血液等の研究開発等」と記載し、配達されたことが証明できる方法により郵送してください。

〇契約の締結及び血液の提供時期について

提出いただいた申請の評価結果について、書面にて連絡させていただきます。評価結果が承認とされた場合、提供にあたり日本赤十字社との契約が必要となります。
契約の締結は、評価結果の連絡から2か月程度かかることを想定しています。
また、評価結果の連絡の時期は毎年度異なるため、具体的にお示しすることができません。そのため、年度初めの提供には間に合わないことがありますので、研究計画を立てる際等にはご注意ください。
なお、使用する契約書様式は日本赤十字社指定の統一様式となりますので、個々の事案による条文修正には応じかねます。

〇費用について

血液のご提供について、現在は以下のとおり実費相当の費用をいただいております。
(血液製剤)
全血・赤血球:13円/mL
血漿:15円/mL
血小板:68円/mL
(検査用検体の残余血液)
全血・血清等:13円/mL

(その他)
セグメント(血液バッグを譲渡する際に付属するものは除く):13円/本
フィルター:494円/個
※詳細又はその他の血液については、お問い合わせください。

〇血液の種類について

ご提供する血液の主な種類は以下のとおりです。なお、採血日翌々日以降のご提供となります。
全血(バッグ):1バッグあたり300mL程度
赤血球(バッグ):1バッグあたり約280mL
血漿(バッグ):1バッグあたり約240mL
血小板(バッグ):1バッグあたり主に約200mL(10単位)
セグメント:1本あたり700μL程度
検査残余血液(全血):1本あたり4mL程度(EDTA採血)
検査残余血液(血清):1本あたり1.5mL程度(抗凝固剤なし、分離剤あり)
検査残余血液(血漿):1本あたり1.5mL程度(EDTA採血、分離剤あり)
白血球除去工程後のフィルター:全血200mL又は400mL由来の白血球がトラップされた状態。
※フィルターの内容物に係る検討は行っておりません。

※現在、提供可能な血液が一部(全血バッグ、赤血球バッグ、血漿バッグ、血小板バッグ)不足しており、ご希望の血液を提供できない場合があります。また、必要に応じ、ご希望とは異なる血液で代用することを協議させていただく場合もあります。

研究内容の説明文について

 「ヒトゲノム・遺伝子解析研究に関する倫理指針」又は「人を対象とする医学系研究に関する倫理指針」に該当し、献血血液等を解析対象とする研究(「献血血液等の研究開発等への使用に関する指針に基づく研究実施申請書」における、献血血液等の使用区分が、「①献血者の血液を解析する研究での使用」に該当する場合)では、献血血液等の利用目的を含む血液提供者への説明が必要となるため、「研究内容の説明文」を作成していただく必要があります。作成いただいた説明文は、申請された課題が厚生労働省の血液事業部会運営委員会で承認された場合、弊社のホームページで公開されます。

 様式を以下よりダウンロードしていただき、必要事項をご記入の上、「献血血液等の研究開発等への使用に関する指針に基づく研究実施申請書」の添付書類としてご提出ください。

「研究内容の説明文」の作成について(PDF:265KB)

「研究内容の説明文」様式(WORD:24KB)

献血者への同意の取得方法について

 献血時に全ての献血者に対して、献血いただいた血液を研究開発等に有効利用する可能性があることについて、「献血の同意説明書」及び「添付資料」を使用してご説明しております。

 この内容に同意いただけない場合には、その血液は「献血血液等の研究開発等への使用に関する指針」の対象にはなりません。なお、「献血の同意説明書」及び「添付資料」(詳細は別ページに記載)については改訂を行う場合があります。

〇日本赤十字社における公募窓口・提供する血液に関するお問い合わせ

 日本赤十字社 血液事業本部 技術部 製造管理課

 〒105-0011 東京都港区芝公園1-2-1

 TEL:03-3437-7204(直通)

 Eメール:nissekikoubo@jrc.or.jp

 担当:献血血液公募担当

〇指針および公募要項に関するお問い合わせ

 厚生労働省 医薬・生活衛生局 血液対策課

 〒100-8916 東京都千代田区霞が関1-2-2

 TEL:03-3595-2395

 Eメール:ketsueki2@mhlw.go.jp