レバノン:ベイルート爆発災害から2か月

8月4日にレバノンの首都ベイルートで発生した大規模爆発災害から2か月が経ちました。復旧作業が進む中、レバノン赤十字社も様々な被災者支援を継続しています。

日本赤十字社は8月7日に開始した「中東人道危機救援金(レバノン爆発)」について、現地の支援ニーズに対応するため受付期間を10月31日まで延長いたします。

引き続き、皆さまからの温かいご支援をお願いいたします。

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被災者のこころのケアを行う赤十字ボランティア©レバノン赤十字社

救援金の受付期間を延長

日本赤十字社(以下、日赤)では、ベイルートでの爆発災害の3日後から「中東人道危機救援金(レバノン爆発)」の受付を開始し、様々な情報発信を行ってきました。

また、国際赤十字・赤新月社連盟(以下、連盟)が今回の被災者支援のために発出した緊急救援アピール(総額2000万スイスフラン;約23億円)に対して、500万円の資金援助を行いました。

レバノンの被災者に対する皆さまからの温かい共感とご支援により、9月24日までに958万円(速報値)のご寄付をお寄せいただいています。現地の被災者支援のニーズは依然として高く、また被災者の生活再建・復興には長期化が見込まれるため、このたび、日赤ではこの救援金の受付期間を当初の9月30日から1か月間延長し、10月31日まで延長することを決定しました。

被害状況一覧(9月20日時点)            (参照:レバノン政府)

死者数

200人以上

行方不明者

9人

負傷者数

6500人以上

家を失った人

30万人以上

被災・影響を受けた子ども

10万人以上

被災者支援のこれまで

レバノンにおける主要な医療サービス提供機関の一つであるレバノン赤は、救急車による緊急搬送サービスを担い、発災直後は24時間体制で負傷者の救出、搬送に奔走しました。都市の復旧が徐々に進み始める中、レバノン赤は、より中・長期的な視点に立った被災者支援を行っています。

発災から1週間

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©レバノン赤十字社

3407人:現場で応急処置または病院へ救急搬送された人

1208個:病院へ提供された輸血用血液バッグ数

1547人:初期診療及びこころのケアを受けた人

1万785セット:食料及び衛生用品キットなど基礎的必需品の配付セット数

これまでの支援実績(発災から9月23日まで)

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©レバノン赤十字社

3741:現場で応急処置また救急搬送された人

8508:初期診療支援を受けた人

6219:病院へ提供された輸血用血液バッグ数

8万2383人:食料・衛生用品などを受け取った人

2万7513世帯:被災アセスメントを行った世帯数

1922:新型コロナウイルス感染症に関連した救急搬送数

5762:こころのケア(心理社会的支援)を受けた人

1296世帯:現金給付支援を行った世帯数(社会・経済的に脆弱)

大規模爆発直後の爆心地に駆け付けたレバノン赤救急隊ボランティアの声

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「ガラス、血、横たわる人びと、逃げ惑う人びと、そこにはたくさんの破壊がありました」

「きっと、涙は時間と共に落ち着いてきます。しかし、今でも私たちの胸に残るこの鼓動が弱まることはありません」

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「私には子どもや家族がいます。現場に駆け付けた時、そこで救助を求めていたのは、私の子どもと同じくらいの歳の子たちでした」

「この活動で私にできることを続けていくことが、きっと子どもたちを守っていくことだと信じています」

レバノン赤のFacebookページでは、爆発直後に救護対応を行ったボランティアたちのインタビュー映像を掲載しています(全編アラビア語、英語字幕あり)。

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大規模爆発によって被災された方々の救援及びレバノンにおける人道支援のために皆様からのご支援をよろしくお願いいたします。

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