看護師の活動紹介(鹿児島赤十字病院)

鹿児島赤十字病院(鹿児島県鹿児島市)は桜島を目の前にした県内に一つしかない赤十字病院で、120床と小規模ながらも、関節リウマチ・膠原(こうげん)病や整形外科・脳外科・循環器疾患に専門特化した質の高い医療を提供できるよう、日々取り組んでいます。

地域・社会に必要とされる病院であり続けるため、「救護活動」や「地域包括ケアシステム」の分野でもいっそう、全職員(うち看護職員135人)で努力していきます。

今回は、それぞれの分野で活躍している3人の看護師の活動をご紹介します。

NST活動:When the gut works, use it!

NST(栄養サポートチーム)による回診の様子(ベッドサイド訪問前にチームで情報共有しています)

鹿児島赤十字病院看護部には2人のNST専門療法士(NST:栄養サポートチーム)が在籍し、NST委員会に属して活動しています。

患者さまの治療方針や病状の確認、ケアやリハビリテーションの実施状況を共有するためのカンファレンスやNST回診を実施。

また、活動や知識の周知を図るNST通信の発行や勉強会の運営、マニュアルの整備などを、委員会の中心となり行っています。

良い医療には、多職種が専門性を発揮できることや、コミュニケーションの充実が欠かせません。そのため、看護の専門性を有するだけでなく、職種間の連携・調整役として、また、患者さまの声をチームへ届ける代弁者として、日々頑張っています。

看護師 下笠麻衣子

新人教育委員より

6月に行うリフレッシュ研修。他部署の同期や先輩看護師と調理しながら、近況やこれまでの体験を話して、気持ちをリフレッシュしています

鹿児島赤十字病院が2015年3月からPNS看護方式(PNS:パートナーシップ・ナーシング・システム)を取り入れ、10カ月が過ぎました。

パートナーシップを図ることで、新人看護師と先輩との間に徐々にコミュニケーションが生まれ、タイムリーな学習環境も備わってきました。

当院は小規模であるからこそ、スタッフ間で顔を合わせて教育に携わることができる利点があります。

毎月開催する新人教育担当者会議では新人看護師一人ひとりの成長を共有し、さらに後押しできるよう、支援に努めています。

看護師 大牟礼綾子

RST(呼吸ケアチーム)活動

RST(呼吸ケアチーム)による回診の様子

鹿児島赤十字病院では3学会合同呼吸療法認定士(※)の資格を持つ看護師が自主的に集まり、呼吸ケアに関する支援を行うことを目的に活動していました。

2012年からは委員会を立ち上げ、医師や臨床工学士、看護師(呼吸療法認定看護師6人)が集まり、主に人工呼吸器を装着されている患者さまを対象に回診を行っています。

「病棟でケアする上で困っていることは何か」「呼吸リハビリテーションをどのように進めていけばよいか」など、現場の声を聞きながら回診を行っています。

当院には2013年、循環器科が新たに開設されました。今後は、心臓疾患のある患者さまへの呼吸ケアにも取り組めるよう、循環器医師との連携やNST(栄養サポートチーム)による栄養指導なども含め、合同でカンファレンスができるような取り組みを進めたいと考えています。

看護師 久徳美保

  • ※臨床工学技士、看護師、准看護師、理学療法士の中で、それぞれの職種において呼吸療法を習熟し、呼吸管理を行う医療チームの構成要員を養成し、かつそのレベルの向上を図ることなどを目的とした認定制度