~赤十字運動の推進リーダーとして~ 平成30年度赤十字ボランティア・リーダー研修会を開催!

平成30年8月25日から27日まで、国立オリンピック記念青少年総合センター(東京都渋谷区)で平成30年度赤十字ボランティア・リーダー研修会を開催。各都道府県の赤十字ボランティア(地域赤十字奉仕団・特殊赤十字奉仕団・青年赤十字奉仕団)54名が2泊3日のプログラムに参加しました。

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奉仕団の団種を超えて相互の活動を共有

本研修会の目的は、赤十字についての理解を一層深め、赤十字運動の推進リーダーとして、具体的な活動を考えること、また赤十字マインドを持ったボランティアとして、災害マネジメントサイクルの中で地域の人道ニーズを捉えた活動を行う力を養うことです。
研修会では、本社から日本赤十字社の基本方針と奉仕団に期待される役割をお伝えすることからはじまり、その後、講義やグループワークを通して、赤十字への思いや理念に立ち返り、奉仕団のリーダーに必要なコミュニケーション力やリーダーの資質を深く学びました。

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スタッフから活動計画について助言を受ける参加者(右)

7月の西日本豪雨災害で発災直後から支部に入って活動していた広島県支部赤十字奉仕団支部指導講師の朝野千明氏による講演では、ニーズとシーズ(技術やノウハウ)のマッチングでボランティア活動が成り立っていることや、活動のヒントは日々の生活の中にあり、想像力、行動力を働かせてボランティア活動をすることの大切さを受講者に伝えました。

研修の最後には、3日間を通して学んだことを踏まえ他者・地域のニーズと、活動者自身のデザイアー(欲求)を区別し、5W2Hの中のWhat(何をするのか)ではなく、Why(なぜ、どうして)から活動を組み立てることを意識した活動計画書を作成しました。今後は、この活動計画書をもとに地域の人道ニーズに対する活動を展開していくことになります。

参加者からは「地元に帰り、学生や子ども達など若い人を巻き込んで楽しく活動や研修に参加してもらえるよう動いていきたい」、「研修に参加したことで視野が広がり、今後の活動の幅が広がった。リーダーとして積極的に活動していきたい」といった意見が寄せられました。