(速報)中国 雲南省地震で犠牲者約400人~中国紅十字会の救援活動

中国南西部の雲南省昭通市魯甸(ろでん)(※)で8月3日午後4時30分ごろ(日本時間同5時30分ごろ)、マグニチュード6.5の地震が発生。

現地報道によると398人が死亡、1856人が負傷、3人が行方不明となっています(8月4日現在)。

最大の被害を受けた魯甸県では、約22万9700人の避難者を含め、約98万人が被災しました。ぜい弱な造りの家屋は約2万2550棟が全壊、約3万9200棟が半壊、約15万1000棟が一部損傷と深刻な被害が出ています。

最寄りの空港は通常通り機能しているものの、上下水道や電気、通信などは止まっており、被災地への道路が土砂崩れや橋の損壊で寸断されているため、救助・救援活動や被災状況の調査に支障をきたしています。さらに土砂が川の水をせき止めたためにせき止め湖ができ、4日朝から降り出した雨で水位が上昇。今後の二次被害が危惧されます。

昭通市は少数民族が多い雲南省北東部に位置し、貴州省と四川省に挟まれた中国でも最も貧しい地域の1つです。人口約26万5900人の魯甸県では1974年、マグニチュード7.1の地震で約1400人が死亡しています。

※中国では市・州が県よりも上位の行政区画

中国紅十字会がレスキューチームを派遣し、支援物資を搬送

被災地に向けて支援物資を搬送する中国赤のトラック

被災地に向けて支援物資を搬送する中国赤のトラック

中国紅十字会(中国の赤十字社。以下、中国赤)は地震発生直後に、被災状況の調査チームを現地に派遣。

雲南省の知事が指揮を執る政府の調査チームと合流し、調査を行っています。国際赤十字からも防災担当者1人がチームに加わっています。

またテント200張、綿布団2000枚、衣服2000着、日用品キット(蚊帳を含む日用品や台所用品のセット)2000セットを、重機や救急車とともに搬送。さらにボランティアによるレスキューチームを派遣。レスキューチームは4日早朝、現地に到着しました。続いて、医療やこころのケア、災害救援チームも現地に向けて出発しています。

現時点では、中国赤からの国際支援の要請は出ていません。日本赤十字社は引き続き状況を注視するとともに、中国赤や北京の国際赤十字の事務所と緊密に連絡を取り、必要に応じて迅速に対応できるように準備しています。

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