(速報)バヌアツ サイクロン「パム」救援

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南太平洋で発生した超大型のサイクロン「パム」は、3月13日から14日にかけて島国のバヌアツ(人口約25万人)を直撃。通信の遮断により、83の島からなるバヌアツの被害の全貌はまだ不明ですが、首都のポートビラでは、簡易な住宅のほとんどが倒壊しているほか、政府庁舎、病院など被害を受けています。バヌアツ政府は、この未曾有の事態に対して非常事態宣言を出し、海外からの大規模な支援を要請しています。

多くの住民はサイクロン上陸前夜から各地の学校や教会などに開設された避難所に避難していますが、数千世帯がサイクロンで家を失っているため、今後被災者の緊急シェルター(住まい)の確保のほか、食料、水、保健医療やトイレなどの衛生環境など、幅広い支援のニーズが見込まれます。

現地赤十字社の救援活動

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バヌアツ赤十字社に備蓄さいれている救援物資©Vanuatu Red Cross Society

バヌアツ赤十字社は、サイクロンの上陸に先立ち、災害対応ボランティアを動員し、備えてきました。サイクロン通過直後から被災地に入り、現在約100人のボランティアが、休みなく救援物資の配布や、応急処置などにあたっています。首都では、40人のボランティアが行政と連携し、市内26か所の避難所の状況調査や、避難所に避難している人の登録などにあたっています。

また、ツバルやキリバスなど、近隣9カ国も被災しており、各国の赤十字社が被災状況の調査や、救援物資の配布などを行っています。

国際赤十字の支援

国際赤十字は、バヌアツ赤十字社のこれら緊急救援活動を支援するため、13日に災害救援緊急基金(DREF)から約1600万円を拠出し、約2万人の緊急のニーズを支援する予定です。また、5名の専門家からなる現地調査・調整チーム(FACT:Field Assessment and Coordination Team)を派遣し、被災状況と今後のさらなる支援のための調査を行っています。また、家族と離ればなれになった被災者のための離散家族支援も行う予定です。

このほか、平時よりバヌアツ赤十字社と支援提携をしているオーストラリアやニュージーランド赤十字社などが、応急処置セット200セットなどの物資の提供や、人的支援を行っています。

日本赤十字社の支援

日本赤十字社は、救援活動の調整のため、職員1名を現地に派遣する予定です。

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