力をくれた、あなたの声援に「ありがとう!」 新型コロナウイルスに立ち向かう日赤病院へ届いた、数多くのエール。その声は、確かに医療従事者たちを勇気づけました。

【兵庫県】「体の奥から震えが走りました。頑張ろう、この声に応えようって」

向かいの小学校の窓にメッセージが

4月中旬、神戸赤十字病院では多くの医療資材が不足し、感染防止のための防護エプロンを医師・看護師・事務職員が業務の合間をぬって作製する危機的な状況が起きていました。この日、消化器内科の岸本弘基医師や研修医の根来和輝さんらが、エプロン作製のために病院2階の会議室に集まって作業をはじめると、窓から見える「なぎさ小学校」に昨日までなかったものが掲げられていることに気がつきました。「いつもありがとうございますみんなで応援しています!!」校舎の窓に貼られた青色の文字。思わず作業を止めて、会議室の窓の前で立ち尽くした職員たち。岸本医師はこの時のことを「体の奥が震え、頑張ろう、と熱い気持ちが湧いてきました」と振り返りました。その後、危機を脱した同院では、岸本医師と根来医師の発案で感謝の横断幕が作製され、なぎさ小学校から見えるように病院の外に掲げられています。

【神奈川県】レインコートと一緒に届いた激励の手紙

「温かい応援メッセージが心に染み、支えられました。」(横浜市立みなと赤十字病院職員)

日赤神奈川県支部では感染防止用としてエプロン作製やレインコートの寄付を県内赤十字奉仕団などの協力者に呼び掛けました。その結果、集まったのは約6万5千着のビニールエプロンと約9千着のレインコート、そして、医療従事者への激励の手紙。この他にも県内の日赤各病院には一般の方から数多くの手紙が届き、医療従事者を励ましています。

【全国】JAL空飛ぶ合唱団から「何度でも」動画メッセージ

日本航空のパイロット有志によるコーラスグループ「JAL空飛ぶ合唱団」は、日赤が呼びかけている医療従事者応援プロジェクト「最前線にエールを何度でも」に賛同し、動画でエールを送ります。メンバー各自がDREAMSCOMETRUEのヒット曲「何度でも」を歌う様子を撮影し、医療物資を運ぶ機体の映像も加えて編集した動画が公開されています。

【福島県】地元の小学校6年生から「感謝の贈り物」

届けられた小学生60人の寄せ書き
「職員は精神的・肉体的なストレスがありながらも頑張ってきました。第三小学校の児童の皆さまから勇気と元気をいただきました。」(渡部院長)

新型コロナウイルスに立ち向かう福島赤十字病院の医療従事者に向けて、感謝の気持ちを伝えようと、福島市立福島第三小学校の6年生から感謝の気持ちを込めた寄せ書きと動画が贈られ、同院を代表して渡部洋一院長と會澤英子看護部長が受け取りました。

【東京都】予測がつかない緊張の毎日、応援が励みに

毎日届く温かいメッセージ
「私たちは、たくさんの応援に支えられています。たくさんの『ありがとう』にありがとう!」(日赤医療センター職員一同)

医療従事者への応援プロジェクト「#最前線にエールを何度でも」の応援メッセージや院に届く手紙に日赤医療センターの職員も勇気づけられています。これらの手紙は同院のホームページで詳しく紹介しています。ぜひご覧ください。