- 1.
- 本剤では、放射線を照射しない製剤よりも保存に伴い上清中のカリウム濃度が増加することが認められており (「組成・性状」の項の図参照)、放射線を照射した赤血球製剤を急速輸血及び人工心肺の充填液として使用した際に一時的な心停止を起こした症例がまれに (0.1%未満) 報告されている2, 3)。胎児、低出生体重児、新生児、腎障害患者、高カリウム血症の患者及び急速大量輸血を必要とする患者等は高カリウム血症の出現・増悪をきたす場合があるので、照射日を確認して速やかに使用するなどの対処を行うこと (「重大な副作用及び感染症」の項参照)。
- 2.
- 次の点について留意して輸血療法を行うこと。
- (1)
- 輸血について十分な知識・経験を持つ医師のもとで使用すること。
- (2)
- 輸血に際しては副作用発現時に救急処置をとれる準備をあらかじめしておくこと (「重大な副作用及び感染症」の項参照)。
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