- 1.
- 本剤の輸血1〜2週間後に発熱、紅斑が出現し、引き続き下痢、肝機能障害、顆粒球減少症等を伴う移植片対宿主病 (GVHD: graft versus host disease) による死亡例がまれに (0.1%未満) 報告されている2, 3)。GVHD発症の危険性が高いと判断される患者に輸血する場合は、あらかじめ本剤に15〜50Gyの放射線を照射すること4) (なお、放射線を照射した場合には、照射しない本剤より保存中に上清中のカリウム濃度の増加が認められるので、高カリウム血症をきたす可能性の高い患者では照射後速やかに使用すること)。
- 2.
- 次の点について留意して輸血療法を行うこと。
- (1)
- 輸血について十分な知識・経験を持つ医師のもとで使用すること。
- (2)
- 輸血に際しては副作用発現時に救急処置をとれる準備をあらかじめしておくこと (「重大な副作用及び感染症」の項参照)。
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