わたしも赤十字:出荷停止の100本の百合で、献血者を笑顔に! 〈2020年9月号〉赤十字にはさまざまな形で赤十字の活動に参加する支援者がいます。 全国の支援者の中から毎月お一人を、温かいメッセージと共にご紹介します。
寄付の協力者
弘中哲雄(ひろなか・てつお)さん
山口県防府市/69歳/花農家
自宅の前のビニールハウスで、年間を通して百合の花を育てていますが、今回のコロナ禍で出荷がストップ。
一番の出荷先である大阪からも納品しないでくれと言われて困り果て、りっぱに育った百合をせめて誰かに配りたい…と、配り先をいろいろ考えたら日赤さんが頭に浮かびました。
日赤さんとのお付き合いはかれこれ50年になります。長年献血を続け、銀色・金色有功章をいただき、紺綬有功会会員にもなりました。地域の活動でも自治会で寄付を集めたり、私自身も会費を納めたりしています。
百合のプレゼントは、山口県支部と相談して100本を献血者へ配っていただきましたが、あっという間に配り終わったと聞いて、100本じゃ足りなかったかな?と(笑)。
日本中がコロナで大変なときですが、私たち農家は、大雨や台風にも不安を抱えています。九州の豪雨災害はひどかったですね。1カ月以上たちますが、まだ見通しが立たないでしょう。
こういう自然災害の現場でも日赤が頑張ってくれているのを知っています。本当にありがたく、心強い存在です。これからも日赤さんとお付き合いを続けて、自分のできることでサポートをしていきたいと思います。