赤十字名所紀行 「佐野常民と三重津海軍所跡の歴史館(佐賀県佐賀市)」 ニッポンの赤十字ゆかりの地を巡る<Vol.7>

常民の80年の生涯に触れながら、人道と博愛の精神を学ぶ

このたびリニューアルされた「佐野常民と三重津海軍所跡の歴史館」(旧佐野常民記念館)は、日本赤十字社の生みの親、佐野常民に関する資料をわかりやすく伝える施設です。館内展示やシアター映像とともに「赤十字コーナー」も刷新されています。JR佐賀駅からバスで30分ほどの場所に位置し、体験学習などを通して、常民の博愛の精神を学べる人材育成の拠点施設となっています。隣接する「三重津海軍所跡」は世界遺産「明治日本の産業革命遺産」の構成資産の一つとして登録されています。常民が三重津海軍所の創設や、三重津海軍所における日本初※の実用蒸気船「凌風丸」の建造に深く関わっていることなどについても、館内展示で紹介しています。