赤十字、世界の「現場」から(8)/ルワンダ~離散家族の支援 赤十字国際委員会(ICRC)が展開する紛争地での保護活動や避難民支援。 その活動現場で切り取られた、知られざる世界の姿、世界の課題。

ICRCが幼い姉妹を祖母に引き合わせた時、72歳の祖母は極貧生活を送っていましたが、孫たちを育てる決断をしました。
姉妹の両親はルワンダで大虐殺が起きた際に国外に逃げ、その後、相次いで病死。姉妹は里親にひどい扱いを受けていましたが、祖母と暮らすことで、貧しくても子どもに最も必要な家族の愛を得ました。

紛争や自然災害、移住などで離ればなれになった家族。愛する家族の居場所や消息が分からない時の苦しみは計り知れない。ICRCと各国赤十字・赤新月社は、行方不明者の居所を探し、親族と再び連絡を取り合えるようにする「離散家族への支援」を行っている。

ICRC 「離散家族への支援(ファミリーリンク)」とは