【わたしも赤十字】「知らない人でも、助ける」 生徒主体で取り組む"海外たすけあい募金" 赤十字にはさまざまな形で赤十字の活動に参加する支援者がいます。 全国の支援者の中から毎月お一人(一組)を、温かいメッセージと共にご紹介します。

寄付の協力者:
鈴木七海さん(左)、佐藤果歩さん(右)
神奈川県横浜市
横浜女学院中学校 高等学校 高校2年生


「授業で海外への寄付事例を学び、お金やモノの支援だけでは復興の妨げになる場合があることを知りました。赤十字はそうした支援と異なり、困っている人が自立できるように一緒に活動をする、心をケアするなど、真に人々のニーズに合った支援をしていると思います。世界の問題に興味を持つ同世代の人はたくさんいます。皆、どんな問題があるか知らないだけなんです。支援の必要性を知れば、寄付する気持ちも生まれますし、具体的な寄付の使われ方を知れば安心して寄付できます。一緒にやろうと声をかけて、共に考え、自発的に行動を起こせる仲間を増やしていきたいです」(鈴木七海さん)

「赤十字の活動は、”知らない人でも、自分のことのように思って助ける”という聖書の教えに通じるところがあると思います。私たちの学校では毎年、赤十字の海外たすけあい募金活動に参加していました。しかし昨年はコロナ禍で募金活動ができなかったので、できることをしようと、皆で支援先を調べたり大使館にメールを送ったりして、南アフリカ共和国を支援する『クラウドファンディング』にも挑戦しました。この活動を通して寄付してもらうために必要な『情報』や『信頼』についてより深く考えることができて、この気づきが今年の海外たすけあい募金活動にも生かせます。世界のことを調べるほどに、自分が恵まれていて、選べる自由があることに気づきます。苦しんでいる方を支援するために実際にコミュニケーションが取れるようになりたいので、しっかりと勉強したいと思います」(佐藤果歩さん)