赤十字、世界の「現場」から(9) 赤十字国際委員会(ICRC)が展開する紛争地での保護活動や避難民支援。 その活動現場で切り取られた、知られざる世界の姿、世界の課題。
1944年、第二次世界大戦中、東京の捕虜収容所におけるクリスマスの様子。国際赤十字は日本国内の捕虜収容所に、世界各国から託された支援物資の配達を試み続けたが、軍部の倉庫にとどまってしまう物資も多かった。この年のクリスマスは幸運にも、東京以外でも複数の収容所で物資分配が実現した。
ICRCは、戦争捕虜や被拘束者への拷問や虐待を防ぎ、人道的な処遇を受けているかをモニタリングします。定期的に訪問し、施設内に問題を発見した場合は状況の改善を当局に促します。憎しみがさらなる暴力を生むといった負の連鎖を断ち切ることも赤十字の重要な使命です。
ICRCの活動:4つの柱