赤十字、 世界の「現場」から(11) 赤十字国際委員会(ICRC)が展開する紛争地での保護活動や避難民支援。その活動現場で切り取られた、知られざる世界の姿、世界の課題。

©️ ICRC

2013年、マダガスカルの刑務所。拘束された人々は過密で非衛生的な環境に置かれていた。ICRCは当局と対話を続け、被拘束者への栄養価の高い食事の提供や、衛生面での改善を実現。2019年に支援プログラムを完了し撤退した後は、NGOなどにサポート業務を引き継いだ。

『ICRCの収容所訪問はなぜ必要とされているの?』


ICRCは世界各地で捕虜収容所や、刑務所などの矯正施設で拘束されている人々と面会し、人道的な処遇を受けているかをモニタリングしている。暑さ寒さをしのげているか、食事の内容(宗教的配慮、栄養)、運動時間など、人間らしい生活が送れるよう収容当局をサポートしている。

赤十字と国際人道法について、詳しくは、こちら