【献血まるわかり辞典】vol.2「献血ルーム」 「なるほど!」と思わずひざを打つ“献血にまつわる豆知識“を紹介するコーナー。第2回のテーマは、血液確保の要となる「献血ルーム」です!
イメージ激変! 今や癒やし空間に
今や全国に136カ所ある献血ルームですが、皆さんはどの献血ルームがお気に入りですか?
献血ルーム第1号は、1978年、雨風や採血車の駐車場所に悩まされることのない採血場を確保しようと、横浜駅西口の地下街の一角に誕生しました。当時は、血液をガラス瓶にためていたため、衛生面の観点から献血者と採血担当者の間に隔壁を設け、穴から腕を差し出すスタイルでした。
献血ルームでは開設当初から、空腹での献血で体調を崩さないよう、飲み物やビスケットなどを提供していました。少し堅いイメージが激変した理由は、例えばカフェのような空間や地域の特色に応じた空間をイメージし、少しでもリラックスできる空間を目指したことにあります。楽しんでもらえるような景観、Wi-Fiを完備するなど、快適性を追求し、献血ルームはかつての「近寄りがたいイメージ」を払拭した癒やしの空間へと変化を遂げました。
東京スカイツリータウンに隣接する東京ソラマチの10階にある献血ルーム「feel」。東京の絶景を眼下に望む、ハイセンスな癒やし空間だ。
大阪駅から歩いてすぐの場所にある「阪急グランドビル25献血ルーム」は、なんと目前に大観覧車が!