大雨災害~日赤が各地で救護活動を展開~ 「令和4年8月3日からの大雨災害」への対応
令和4年8月3日、山形県に大雨特別警報が発表され、翌4日午前2時前には新潟県にも同警報が出されました。今回の大雨は、各地で河川の氾濫や土砂災害を引き起こし、広範囲で停電や断水などのライフラインへの影響も発生。多くの人命が危険にさらされ、またはその恐れが生じたことから、山形県、新潟県、石川県、福井県および青森県の35市町村に災害救助法が適用されました。
日本赤十字社は災害発生直後から救護班などを被災地へ派遣。被災地域での巡回診療、被災地診療所での医療支援などの対応に当たり、救護班として従事した職員は延べ65人となりました。また、情報収集や災害ボランティアセンターの活動調整のため関係機関へ延べ36人の職員を派遣しました。毛布1332枚、緊急セット478セット、安眠セット155セット、タオルなど1233枚、飲料水150本の救援物資が、青森、秋田、山形、福島の各県支部から被災地へ配布されました。
その他、石川・新潟・秋田県支部の赤十字ボランティア延べ114人も、炊き出しや熱中症・感染症予防の啓発、災害ボランティアセンターの運営支援、被害住宅の片付け、救援物資の輸送協力などの活動を行いました。
※派遣職員数、物資の数量は8月15日時点のもの
「令和4年8月3日からの大雨災害義援金」受け付け中
日本赤十字社では、この大雨災害による義援金を受け付けております。皆さまからお寄せいただきました義援金は、被災地の方々の生活を支援するため、被災都道府県が設置する義援金配分委員会へ全額をお送りします。
(配分先:山形県、新潟県、石川県、福井県、青森県)
受付期間:令和5年3月31日(金)まで
北陸大学奉仕団と青年奉仕団が
豪雨被災地で復旧支援
豪雨による浸水被害を受けた小松市で、日赤石川県支部に所属する北陸大学赤十字奉仕団と青年赤十字奉仕団が復旧支援活動を実施。8月6・7日、県内に熱中症警戒アラートが発令される中、家具の運び出し洗浄、災害ゴミの分別などを行い、団員は「災害時を想定した日頃の準備が生かされ、素早く対応できてよかった」「まだまだ終わりは見えない。再度参加します」と話しました。