宮城野親方（元横綱・白鵬）が献血運搬車を寄贈 昭和の大横綱から受け継がれる支援の心

「白鵬号2」の贈呈式に出席した宮城野親方（右）と日赤本社血液事業本部 髙橋本部長（当時）

輸血用の血液製剤を安全かつ迅速に医療機関へと届けるために、欠かすことのできない献血運搬車。日赤では、多方面からの支援をいただく中で、この献血運搬車の拡充への協力も受けてきました。とくに昭和の大横綱であった故・大鵬さんからは、1969年から2009年までの40年にわたり、計70台の献血運搬車「大鵬号」が全国の血液センターに寄贈されています。

その支援活動は、次代の横綱であった現・宮城野親方に受け継がれ、2017年には「白鵬号」が誕生。さらに2023年2月、2台目となる「白鵬号2」の贈呈式が行われました。宮城野親方は、「“角界の父”と慕う故・大鵬親方は、熱心に社会貢献活動を行ってこられました。その偉大な遺志を受け継ぎ、今回、2台目の献血運搬車を寄贈させていただくこととなりました。今後も故・大鵬親方が行ってきた社会貢献活動を代わりに続けていければと思っています」とコメント。

多くの人の命を救うことにつながる支援に感謝をするとともに、今後も日赤はその意志に応えるべく安全な血液製剤の安定供給に努めていきます。