国内災害救護まるわかり辞典「安全に救護活動を行うための救護員作業衣」 その時、日赤はどう動く!?
日赤の救護活動についてさまざまな角度から紹介するこのコーナー。
今回は【安全に救護活動を行うための救護員作業衣】です。
災害が発生したときに、被災地で救護活動を行う日赤の救護員。その救護員が身につけているユニフォームは、被災地での日赤の存在を表現するデザインとなっています。正式名称は「救護員作業衣」と呼ばれ、耐久性がありながら動きを妨げない柔軟性のある生地で作られていて、救護員それぞれの体型に合わせた細かい寸法で着用可能です。
また、通気性のある夏用と厚手の冬用があり、遠くからでも分かるように、背中には日赤のシンボルマークがあしらわれています。加えて、胸の部分には、医師や看護師といった職種を示すワッペンを取りつける箇所があります。この他に、作業帽とヘルメット、つま先が鉄板などで保護された安全靴、作業衣の上から着るベストも用意されています。
これらのデザインは、救護員が統一された服装で活動することで、被災地の方々が日赤の存在を認識しやすくすることを目的としているため、活動を行う環境によって腕まくりや襟の開閉の仕方などに細かいルールが定められています。