日赤アンバサダー・上白石萌音さん 令和5年全国赤十字大会に登壇
5月18日、明治神宮会館(東京・原宿)で開催された令和5年全国赤十字大会。今大会には、アンバサダーを務める上白石萌音さんも登壇しました。挨拶の中で、日赤の活動に関わるきっかけとなった昨年のCMナレーションについて、「当時はまだ新型コロナウイルスが猛威を振るっていて、世の中も自分の心も停滞してしまっているように感じていましたが、そんな中でも立ち止まらずに動き続けている日本赤十字社のみなさんのことを知り、とても心を動かされ、励まされました」と振り返りました。
アンバサダーとしての活動については、日赤職員と直接会ったときのエピソードに触れて、「働いていらっしゃる方々のお顔がとても明るかったこと、その言葉の端々に強い責任感と人に寄り添う優しさを感じたことがとても印象的でした。その中のお一人が、『仕事をする中で一番うれしいのは、災害への備えを使うことなくひと月を終えられたときです』とおっしゃいました。この言葉に活動への切実な思いがにじんでいて、私は深い畏敬の念を抱きました」と語りました。
最後は、「『赤十字は、動いてる!』というスローガンと共に、かけがえのない日常を守る日々の活動や現場の思いを多くの方に伝えていけるよう、精いっぱい努めさせていただきます」と、決意の言葉で締めくくりました。
大会後、日赤の名誉総裁である皇后陛下、ならびに名誉副総裁の妃殿下方をお見送りする際には、しばしご歓談。皇后陛下と交わされた会話について、「壇上での挨拶についてねぎらいとお褒めの言葉をいただきました。『職員と直接お話ができるのはとてもいいことですね』とのお声もうれしかったです。お会いするまではとても緊張していたのですが、皇后様の目を見た瞬間に心がほどけていくのがわかりました。とても穏やかで気品に満ちていて、幸せな時間でした」と目を輝かせました。