宮城野親方(元横綱・白鵬関)が献血運搬車を寄贈 能登半島地震への義援金呼びかけも!
輸血用血液製剤を運ぶ献血運搬車は、輸血が必要な人々を救うために全国に配備されています。この献血運搬車の中には、角界の名力士から寄贈された車両が。
最初に寄贈をしたのは昭和の大横綱・大鵬関。1969(昭和44)年、社会問題になった売血から“善意による無償の献血”への移行期に、献血運搬車の不足を耳にした大鵬関の「社会に恩返ししたい」という思いから始まりました。
そして、大鵬親方が亡くなった後は、横綱・白鵬関(現・宮城野親方)がその遺志を継ぎ、「大鵬号」として2016(平成28)年まで計73台を寄贈。翌年からは「白鵬号」として引き続き寄贈され、2月12日、白鵬号の3台目の贈呈式が両国国技館で行われました(コロナ禍中、贈呈は一時中断)。
贈呈式は「第14回白鵬杯 世界少年相撲大会」とともに開催され、会場では能登半島地震への義援金の募金活動も実施されました。白鵬杯は、宮城野親方が主催す
る国際親善交流相撲大会で、日本全国と世界中からおよそ1000人の子ども力士が参加、現役力士も大会運営へ多数協力します。
今年は、海外10カ国を含む、約1100人が参加。1月の能登半島地震を受けて、北陸地方からの出場者には、白鵬杯実行委員会が支援を行った他、会場での募金活動には俳優の富栄ドラムさんも加わりました。