子ども新聞プロジェクト2023
日本赤十字社と朝日新聞社様の協働による『子ども新聞プロジェクト』が今年も実施されました。
6/24(土)と25(日)、愛知・岐阜の小学5・6年生9人が子ども記者となり、1泊2日で取材。関西大学の奥村与志弘教授の指導のもとで、愛知・静岡にある防災に関わる施設や企業等をめぐりました。
1日目・6月24日(土)
1日目最初の取材地は、「静岡県地震防災センター」。
カラフルで視覚的に分かりやすい展示を通じて、地震が発生した際の想定される津波被害の状況や、災害時の備えと行動について学びました。
一条工務店様でも取材を実施。制震・免震住宅の体験ルームに子ども記者が入り、地震時の揺れの違いを体感しました。
さらに、水害のとき水に浮かんで室内への浸水を防ぐ「耐水害住宅」も見学。家が船のように浮かぶ体験に、子どもたちも驚きの様子でした。
続いて、「浜松市沿岸域防潮堤」を見学。
災害時には近隣地域の浸水域を8割減らすとされる、全長17.5㎞に及ぶ巨大な防潮堤です。
また、夜には奥村教授とゼミ学生、引率で同行いただいた小学校教諭によるサポートのもと、取材のまとめを行いました。
2日目・6月25日(日)
宿泊を経て子ども記者たちの親睦も深まった2日目は、まず浜松市役所に向かいました。
同市危機管理課職員の方から、前日見学した防潮堤の建設に至るまでの工夫や苦労、市民を守るための思いについて伺いました。
取材地は愛知県へ。長久手市にある日東工業様にお邪魔しました。
ここでは同社の感震ブレーカーについて説明を受け、発災後の電力復旧に伴う通電火災のリスクについて学びました。
また、長久手市役所職員の方からも市の防災施策についてお話を伺いました。
子ども記者たちの取材の成果は、8月下旬にタブロイド紙「子ども新聞」として、愛知・岐阜県内の青少年赤十字加盟小学校に配布される予定です。
また、同時期に朝日新聞朝刊でも取材要旨の記事掲載を予定しています。