日赤福井県支部救護班第1班の活動状況(2)
9:54
長野市保健所発。豊野西小学校へ向かう。
10:50
豊野西小学校着。50人ほどの避難者がおられ、声を掛けながら身体の調子を伺う。段ボールベッド100個の作成作業にもあたる。避難者からは段ボールベッド作成中、幾度と「ありがとう」の言葉をいただく。作業終了後、再び避難者の傾聴に注ぐ。
13:25
日赤災対から同小学校に隣接する豊野西部児童センターでのアセスメントを依頼され同児童センターへ向かうがここはNPOチームの拠点となっており、豊野東小学校と豊野区事務所へのアセスメントを依頼される。このため最初に同児童センターより1.5㌔先の豊野区事務所へ向かう。途中、リンゴ畑の道路脇には泥をかぶった長野県名産のリンゴが無残な姿で散乱していた。見てるだけでこちらも心が痛む。
14:05
豊野区事務所着。同区事務所には片付けに出ている人を除く9人の避難者がおられ、下痢症状の方には看護師が症状を確認した。水分が取れていなかったようで、水分補給をこまめにするよう伝えながら話に耳を傾けると、声を震わせ、家が水害に遭ったことなどを話された。家族みんなで片付けに行っているが、これから先の不安を涙ながらに話し、看護師らがこの避難者に寄り添いながらケアに努めた。
14:50
(このあと豊野東小学校へ向かうため)日赤災対へ16時に戻れない旨を報告。アセスメント、救護活動に集中することで、同区事務所から南へ3㌔先の東小学校へ向かう。
15:17
豊野東小学校着。避難所となっている同小学校の体育館には長野市のスタッフと小学生、60代女性がおられた。この女性の方に看護師が話しかけると、片付けの疲れでもう休んでいるとのこと。体育館内には物資や暖房器具も設置され環境は整っているようだ。
15:38
同小学校発 長野市保健所へ向かう。
なお、日赤福井県支部では来週21日から23日まで、日赤長野県支部の支部支援連絡調整員として福井県支部の宮川亮一総務係長を、コーディネートチームとして福井赤十字病院の麻酔科部長・白塚秀之医師と川端和代看護師長、福井県支部の山田智也事業推進係長の3名を長野県支部の災対に派遣する。一行は救援車両に乗り込み、21日早朝6時に福井県支部を出発する。