東日本大震災における日本赤十字社広島県支部の活動について(4)

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 発災直後はライフラインの断絶により、医療活動に必要な電気や水を得ることができません。巡回診療に必要な車両の燃料の確保も非常に難しい状況でした。さらに情報発信・収集のための携帯電話も使用できませんでした。

 日本赤十字社では、被災地での医療支援活動以外に、毛布などの救援物資の配付、「こころのケア」活動、要介護高齢者への支援活動をはじめ、義援金の募集・受付、ボランティアによる被災者支援活動、仮設住宅への生活家電セットの寄贈様々な活動を行っています。
 今後、長期化する避難生活の中で被災者の方々の健康面やとりわけ精神面での支援はますます必要となっています。
 また皆様からお寄せいただいた義援金については、その全額が、被災された方々に届けられるよう、被災都道県の義援金配分委員会への送金が始まっています。

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被災された方々には、赤十字から毛布や緊急セット、安眠セットなどが配布されました。これらの災害救援物資は、皆様からの寄付で整備しています。(石巻市内)

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石巻赤十字病院に建てられたエアテント内では、安否情報や病院に搬送された被災者の情報提供も行っています。(平成23年3月24日)