令和3年度青少年広島県指導者協議会総会を開催
総会の開催について
令和3年4月16日に日本赤十字社広島県支部において、令和3年度青少年赤十字指導者協議会総会を開催しました。
昨年は、新型コロナウイルス感染症の影響により開催中止となりましたが、今年は感染防止対策を実施した上で開催し、県内の幼稚園・保育園、小学校、中学校、高等学校から約40名の指導者(学校教員等)が参加しました。
会の冒頭、三宅 徹会長(広島市立三和中学校 校長)が、東日本大震災から10年が経ったことをうけ、「震災を実際に体験していない小学生以下の子どもたちへ震災での学びをどのように引き継いでいくかが課題になっている。
震災等の望ましくないことが起こった際には、赤十字の”人道”が根付き、”気づき、考え、実行する”を実践できる子どもたちが活躍する社会へと形成されていくことが期待できるため、それを理念・信念に各現場で積極的に教育活動を展開していくことをお願いする」と挨拶しました。
(写真:青少年赤十字広島県指導者協議会長 三宅 徹先生)
続いて、澤井 一恵様(広島県教委員会 豊かな心と身体育成課 指導主事)からご挨拶をいただきました。
平成29・30年度における学習指導要領の改正に伴い、学校では様々な分野での防災教育に取り組まれており、改めてその重要さについて再認識されたとし、「今後、加盟校が、防災教育においても青少年赤十字の活動を通じて、子どもたちの主体的な学びを促して、豊かな心と身体の育成に努めていくことを期待しています」とエールを送りました。
(写真:青少年赤十字指導者協議会 参与 澤井 一恵 指導主事)
総会では、令和2年度青少年赤十字事業報告がされた後、令和3年度青少年赤十字事業計画案、令和3年度指導者協議会役員の選出について協議され、承認されました。
青少年赤十字創設100周年事業について
日本での青少年赤十字は1922年に滋賀県で始まり、来年、創設100周年を迎えます。
創設100周年事業の概要ならびに広島県内で実施する特別企画について説明を行いました。
体験型学習として、貧困や資源の大切さ、やさしさや思いやりの心を育むプログラムとして、加盟校を中心とした園児・児童・生徒のみなさんに参加協力をお願いしています。未加盟校へ青少年赤十字活動を体験していただく機会にもなりますのでご参加をお待ちしております。
(写真:青少年赤十字創設100周年特別企画の説明をする支部 佐々木主事)