伊達赤十字看護専門学校が80年の歴史に幕

令和6年3月16日(土)、伊達赤十字看護専門学校で閉校記念式典が執り行われ、80年の歴史に幕を下ろしました。
同校は、昭和19年4月に「伊達赤十字病院看護婦養成所」として開設されて以来、1,700名を超える卒業生を北海道内にとどまらず、全国の赤十字施設等に送り出してきました。
当校では学生奉仕団活動が活発でしたが、中でも平成12年3月の有珠山噴火の際に伊達赤十字病院に併設された、「こころのケアセンター」での活動は、特筆すべきものでした。 
それまでに赤十字が検討してきた「こころのケア活動」を学生たちが組織的に展開、実施する赤十字として初の試みだっただけでなく、学生が3か月近くにわたり学生奉仕団として災害救護活動に参加し、被災している子どもたちのケアに当たるなど、救護活動の一翼を担ったことは、高く評価されました。
これからも、諸先輩方が築いてきた伝統が、同校の卒業生の皆さんに末長く受け継がれ、医療や災害現場で困難を乗り越える原動力となっていくことを願っています。

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