令和2年度「世界救急法の日」記念イベント
令和2年9月12日(土)、香川県社会福祉総合センターにて「世界救急法の日」記念イベントを開催しました。このイベントは、県民の皆さまに赤十字と救急法についてより深く理解いただくため、毎年開催しています。
コロナ禍の今年は、赤十字においても、多くの人たちに情報が発信できる機会が少なくなっています。このため、大変困難な状況の下でしたが、最大限の安全配慮に留意して実施に漕ぎ着けました。ただ、入場制限を行いましたので、申し込まれても参加をお断りせざるを得なかった方々が大勢いらっしゃいました。
前半は、高松赤十字病院の島津昌代臨床心理士に「危機の時代を生きる心構えについて~新型コロナウイルス対策から考える」と題して講演いただきました。赤十字で作成した「新型コロナウイルスの3つの顔を知ろう!~負のスパイラルを断ち切るために~」の資料を参加者に配付し、「コロナについて正しく知り、不安や差別の連鎖を断ち切ってほしい。」と呼びかけました。また、大人の不安は子どもに感染するということで、コロナをテーマにした絵本も紹介されました。
後半は、日本赤十字社香川県支部による「つなげよう救命の連鎖 広げよう地域の輪」と題した講演と「一次救命処置」のデモストレーションを行いました。今年も記念イベントを無事開催できたのは、赤十字救急法指導員や奉仕団員などボランティアの皆さまのご協力のお陰です。参加者からは、「もしも倒れた人を発見した時に、自分は何をすればよいのか、何ができるのかを考える機会となった。」との感想を聞くことができました。