SDGｓ達成への取組

日本赤十字社の「苦しんでいる人を救いたいという思いを結集し、いかなる状況下でも、人間のいのちと健康、尊厳を守る」という使命は、SDGｓ（持続可能な開発目標）の基本理念である「leave no one behind（誰一人取り残さない）」と類似しており、日本赤十字社が行う人道支援活動は、持続可能な社会づくりに繋がっています。

①災害からいのちと健康を守る

　近年、台風や豪雨などの自然災害が頻発化・激甚化・広域化しています。災害が発生した際は、災害が原因でけがをされたり、慣れない避難先での生活から体調を崩される方も少なくありません。
　しかし、被災地の医療機関も大きな被害を受けてしまうと、そのような医療の提供が困難となることから、日本赤十字社は被災地で活動するいのちと健康を守る医療チーム（医療救護班）を常備しています。

　赤十字の医療救護班は、被災地に駆けつけ、仮設診療所での診療や避難所への巡回診療など、現地のニーズに合わせた医療救護活動を展開するとともに、被災された方々のこころのケア、救援物資の配布などを行います。
　また、そのような活動を迅速に行うために、関係各所との連携を取りながら、救護員の養成、訓練を行っております。

【SDGｓとの関連性】

　　　

②防災セミナーの実施

　阪神淡路大震災や東日本大震災等、過去の大災害の教訓を踏まえ、人々のいのちを守るためには、地域コミュニティにおける「自助」と「共助」の力を高めることが非常に重要となっています。
　「地域の方々が自ら、災害からいのちを守り、被災に伴う心身の苦痛を軽減する」ため、赤十字防災セミナーを推進しています。

【SDGｓとの関連性】

③いのちと健康を守る「知識」と「技術」を伝える～救急法等各種講習の普及～

　こんなとき、あなたはどうしますか？
　突然目の前で人が倒れた、家族の介護が必要となった、子どもがけがをした　など・・・。
　赤十字の講習では、自分自身はもちろん、「人のいのちと健康、尊厳を守る」知識や技術を広く皆様にお伝えし、多くの人々が自分自身を守り、そして互いに助け合える社会を目指しています。

【SDGｓとの関連性】

④地域共生社会を目指して～共助の中心となるボランティアの育成～

　日本では高齢化や人口減少が進む中、地域・家庭・職場など、人と人とのつながりの大切さが見直されています。
　そのような中、助けを必要とする人々に寄り添い、支えるボランティアの育成の他、様々な専門技術や職業を活かして活動するボランティアグループを支援しています。

【SDGｓとの関連性】

　なお、日本赤十字社では、奉仕団（ボランティア）の方々を募集しています。
　「困っている人、苦しんでいる人の役に立ちたい」という方がいらっしゃいましたら、是非お問い合わせください。

　日本赤十字社鹿児島県支部　事業推進課
　TEL ：099-252-0600
　Mail：jigyou-rc@kagoshima.jrc.or.jp

⑤教育現場を通じて、世界平和に貢献する～青少年赤十字活動の推進～

　児童・生徒がいのちと健康を大切に、地域社会や世界のために奉仕し、世界の人々との友好親善の精神を育成することを目的として、学校教育の中で青少年赤十字として活動を行っています。
　急速なグローバル化や技術革新といった社会の変化に対応すべく、青少年赤十字が掲げるのは「気づき」「考え」「実行する」態度目標です。全国の青少年赤十字加盟校の児童・生徒とともに、「生きる力」の育成や、赤十字ならではの防災力の向上、世界各国の赤十字・赤新月社と連携しながら、世界平和の実現を目指します。

【SDGｓとの関連性】

赤十字とパートナーシップで社会課題解決に取り組みませんか？

　日本赤十字社は、「いのちと健康、尊厳を守る」活動を共に推進くださる企業・団体様を募集しています。
　「赤十字サポーター」「災害救護赤十字サポーター」をはじめ、寄付型自動販売機の設置、寄付付き商品の販売、会社の創立・周年を記念した寄付など、企業のブランディングにつながるスキームを相談させていただきます。

パートナーシップについて

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