大地震を想定 秦野市で赤十字救護訓練を実施しました
県西部を震源に大規模災害が発生した想定で、首都圏1都8県(神奈川・茨城・栃木・埼玉・千葉・東京・新潟・山梨・静岡)の日赤支部が、災害救護訓練を実施しました。
本訓練では、赤十字救護班(医師、看護師等で構成される医療チーム)が県内の関係機関と連携し、秦野市内6つの小中学校に開設された避難所でアセスメントや巡回診療を行いました。避難者役として、県内の赤十字ボランティアを中心に約300人が参加。
救護班は、避難所の責任者役や避難者役から、避難所の状況や個々の症状等を聞き取り、状況に応じた対応にあたりました。
訓練に参加した横浜市立みなと赤十字病院の医師は「災害対応の知識を確認する有意義な機会となった。実際に訓練を行ったことで、見えてきた課題や検討事項がある。これからも訓練を繰り返し行い、いざという時の出動に備えていきたい」と語ります。
避難者役からは「避難所でノロウイルスに感染した避難者を演じた。周りから隔離された環境で心細かったが、赤十字救護班の人が巡回診療で症状を聞き取り、ケアをしてくれて安心した」や「家族一緒に避難してきた役を演じた。実際に自分が被災者となった時、近くの体育館に避難することがあるかもしれないので、避難者の体験ができて良い勉強になった」といった感想が聞かれました。
▲避難者のケアにあたる赤十字救護班
▲避難所の状況を共有する様子
▲感染症にかかった避難者の対応 ▲避難者の情報をまとめる様子
▲災害対策本部の様子