ヒートショック 入浴関連死に注意!
入浴中の心停止は事故による溺水(水におぼれること)だけでなく、病気(急性心筋梗塞や脳卒中など)が原因で起こることもあります。特に冬の時期は湯船の中と浴室の温度差が大きいことから、ヒートショックで心停止の発生頻度が夏の約10倍にもなります。
入浴時の心停止を防ぐために、次のことを注意してください。
〇冬の時期は浴室、脱衣所や廊下をあらかじめ温めておきましょう。
〇飲酒後や眠気を催す薬を服用した後の入浴は避けましょう。
〇長時間の入浴や熱いお風呂は危険が高まります。肩までつかるのを避け、半身浴とするのもよいでしょう。
〇入浴前後や入浴中にのどが乾いたらこまめに水分を摂りましょう。
〇特に高齢者や心臓に持病がある方の入浴中は、まわりの人が適宜声かけを行いましょう。浴室内の様子を家族に知らせるような装置があるとより安心です。
赤十字ではいのちを守るための様々な講習を実施。病気や事故防止の知識、心肺蘇生やAEDの使い方、ケガの応急手当てなどを学べます。
講習については▶こちら