【随時更新】令和6年能登半島地震~高知県支部の災害救護活動記録
1日も早い復興を心よりお祈りいたします
令和6年1月1日に石川県能登地方を震源として発生した「令和6年能登半島地震」に対し、高知県支部でも災害救護活動を実施しております。
高知県支部の災害救護活動について、随時更新いたしますのでぜひご覧ください!!
これらの活動は、日ごろの皆様の活動資金へのご寄付により支えられております。
赤十字は、皆様からご寄付いただいた活動資金によって、災害現場に駆けつけ、命を救うための医療や看護の支援を行なうことができます。
赤十字活動を支えてくださる皆様に心より御礼を申し上げます。
日赤高知県支部 3月以降の予定
・災害救護活動報告会(2月活動分) 令和6年3月12日(火)17:30 ~
・こころのケア調整班要員 派遣 令和6年3月15日(金)~ 23日(土)
・こころのケア班要員 派遣 令和6年3月23日(土)~ 29日(金)
2月22日(木)~26日(月)
日赤高知県支部第2救護班を派遣
2月22日に、日赤高知県支部からは2班目となる救護班を派遣しました。
医師1名、看護師長1名、看護師2名、薬剤師1名、主事4名の計9名で編成された第2救護班は石川県七尾市で活動を行います。
第2救護班は七尾市のコーディネーターからの情報をもとに、体調の確認やこころのケアをするため避難所の巡回を行いました。
避難所の管理者やスタッフとも連携し、エコノミークラス症候群の予防や受診の相談、不安や不満の傾聴などを行い、避難されている方に寄り添った活動を心がけました。
ライフライン(電気・水道・ガス)については比較的復旧の進んでいる七尾市。最近のニュース等でも珠洲市や輪島市の事が多く伝えられ、七尾市については報道もかなり減っています。しかし、現地に行くと下水が復旧していないためトイレやお風呂が使用できない地域がほとんどでした。避難所も駐車場が割れて波打っていたり、道路を走れば様々な場所で土砂崩れがあり電柱なども傾いたままになっていました。
救護班として活動している中で、被災者である七尾市の方々が避難所を運営されていたり、避難されている方のケアを行っているのを見て人間の強さを感じました。全国から来ているボランティアさんが支援をしていたり、避難所に届いた応援メッセージや支援物資を見て人間のやさしさを感じました。
日赤の災害対応チームで作られているLINEのオープンチャットに報告を入れた時に、既読数を見てたくさんの人が被災地の支援を行っていると実感できました。
被災地で活動した事で、復旧・復興には日本が1つになって被災地を支援していく事が大切だと再認識できました。
2月26日、第2救護班の帰着式および活動報告を行いました。
活動報告では、現地の写真などを使用し、被災地の現状などを報告。救護班メンバーが、今後も被災された方への支援が必要だと支部や病院の職員に伝えました。
2月15日(木)~20日(火)
高知日赤災害医療コーディネートチーム(第2チーム)を派遣
2月15日に、被災地で日赤が持っているリソース(人材や物資などの資源)を最大限に活用するため高知日赤災害医療コーディネートチーム(第2チーム)の派遣をするにあたり、出発式を高知赤十字病院で行いました。
コーディネートチームは被災地の保健や医療のニーズを把握し、行政機関をはじめ関係各機関との連携を図り、日赤の円滑な救護活動を調整する重要な役割を担います。
高知日赤災害医療コーディネートチーム(第2チーム)は、令和6年能登半島地震でも被害の大きかった、石川県珠洲市の珠洲市保健医療福祉調整本部を拠点として活動を行いました。
まだ、道路や施設、ライフラインの復旧も進んでおらず、引き続き支援が必要だと実感させられました。
2月20日、珠洲市で活動を行ったコーディネートチーム(第2チーム)の帰着式および活動報告会を行いました。
まだまだ復旧の進んでいない珠洲市の現状を、現地の写真などを使い、しっかりと支部や病院の職員に伝えてくれました。
2月2日(金)~8日(木)
四国こころのケア班として看護師長1名を派遣
2月2日~8日まで石川県志賀町において、四国の混成班で活動を行うため高知赤十字病院の看護師長1名を「こころのケア」指導者として派遣。現場では保健師からの情報を収集し、対象者のケアを行いました。
避難されている方も日中は自宅や学校、職場にいかれる方が多く、残られていた方を対象にケアを実施。移動や環境による心労、今後の生活への不安など、回を重ねるごとに避難されている方の思いを聞くことができました。時間の経過により、避難者の新たな不安や気持ちに変化が見られ「こころのケア」の必要性と重要性を改めて感じました。
2月7日(水)
高知日赤のDMAT・コーディネートチーム・救護班が報告会を開催
1月に被災地で活動をおこなった高知日赤DMAT・高知日赤災害医療コーディネートチーム・高知日赤救護班の各メンバーが合同で報告会を開催しました。
高知赤十字病院のホールで開催した報告会には県や市の職員をはじめ、日赤奉仕団員、病院関係者、各報道機関など100名程の方々に集まっていただけました。
各チームは、それぞれ帰着式でも報告をしてくれていましたが、今回は写真や動画をたくさん使用し、さらに詳しく現地での活動報告などをおこない、被災地の現状やこれからの課題を参加いただいた方々にしっかりと伝えてくれました。
1月29日(月)
高知日赤救護班(第1班)の帰着式および報告会を開催
1月24日(水)から被災地に入り、巡回診療を行っていた高知日赤救護班(第1班)の8名が、4日間の活動を終え、無事高知に帰ってきました。
大家班長から帰着の報告を受け、日本赤十字社高知県支部の行宗事務局長および高知赤十字病院の谷田院長からねぎらいの言葉をいただきました。
帰着式終了後、現地での活動や、活動してみて気づいた事など、帰りの車の中で作成したパワーポイントを使って報告会を行いました。
現地の写真などを使っての報告を聴き、まだまだ救護活動が必要だと会場の全員が感じました。
1月25日(木)~28日(日)
高知日赤救護班(第1班)は石川県七尾市周辺の避難所で巡回診療を行いました。
出発日は全国的な大寒波の影響で、高速道路が閉鎖になり、迂回しながら14時間かけての被災地入りとなりました。
巡回診療を行った七尾市周辺では、電気や医療、商業施設などほぼ通常通りに回復している一方で、水道の復旧が進んでおらず、お風呂やトイレが使えない地域がまだたくさんあります。
避難所によっては新型コロナウイルスやインフルエンザに感染した方が増えているところもあり、まだまだ救護活動が必要だと実感させられました。
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アセスメント
避難所に設置されている掲示板を確認しながら、避難者や状況などの情報収集。
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出逢い
自宅が被災し避難所で生活していた男の子。同世代の子供がおらず、避難所で遊び相手がいなかった事もあり、班員とすぐに仲良くなりました。
1月24日(水)
被災地に高知日赤救護班(第1班)8名を派遣
1月24日に高知赤十字病院で高知日赤救護班(第1班)の出発式を行いました。
救護班は医師・看護師・薬剤師・主事の8名で構成され、災害対策本部などと連携・調整し、けがをした人の治療の他、避難所を中心とした被災者の巡回診療、現地の病院業務の支援などを行います。
出発式では、日本赤十字社高知県支部の山地副支部長および高知赤十字病院の谷田院長より激励の言葉をいただき、たくさんの職員に見送られる中、被災地へと出発しました。
高知日赤救護班(第1班)の活動場所は石川県七尾市の予定です。
1月18日(木)
日赤災害医療コーディネートチームの帰着式および活動報告会を実施
1月13日に高知を出発し、被災地域で活動していた日赤災害医療コーディネートチーム3名が無事帰着し、高知赤十字病院で帰着式を行いました。
帰着式終了後、被災地域でのコーディネートについて活動報告を行いました。
石川県庁で活動した日赤災害医療コーディネートチームのメンバーから、現地に行かなければわからなかった事など、リアルタイムな報告を聴く事ができ、今後の活動につながる報告会となりました。
高知赤十字病院DMATの帰着式および活動報告会も実施
1月12日に高知を出発し、災害救護活動を行っていた高知赤十字病院のDMAT。
日赤災害医療コーディネートチームと同じく、帰着式で無事を報告し、その後、活動報告会を行いました。
被害の大きかった穴水町(公立穴水総合病院)で活動を行っていたDMATの5名から、報道では伝わってこない被災地域の「今」を聴く事ができ、日本全体で支援を行っていかなければならないと再確認する事ができました。
1月13日(土)~17日(水)
日赤災害医療コーディネートチームの活動
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現状報告
石川県支部に到着報告後、現地の状況等の報告を受ける。
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石川県保健医療調整本部会議
夕方に行われる石川県保健医療調整本部会議で、当日の日赤の活動と今後の方針等を報告。
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対応協議
コーディネーター会議に出席。避難所の現状報告を受け、今後の日赤の対応を協議。
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災害対策本部
様々な会議を行い、関係各所と綿密な打合せ、活動方針の決定。活動のまとめや日報の作成を行い1日の活動が終了。
1月13日(土)
日赤災害医療コーディネートチームが被災地に向け出発
日本赤十字社では、令和6年1月1日に石川県能登地方で発生した【令和6年能登半島地震】に対し、全国から医療救護班等を派遣し、被災地の支援活動をおこなっています。
日本赤十字社高知県支部では、日赤災害医療コーディネートチームを派遣するにあたり、1月13日に高知赤十字病院で出発式をおこないました。
出発式では、山地副支部長より「被災地ではいまだに多くの方が苦しんでいる。苦しんでいる方を救えるように持てる力を発揮し、しっかりと活動し、無事に帰ってきてほしい」と激励をいただきました。
コーディネートチームは高知赤十字病院の医師1名、業務調整員2名の計3名で編成されており、1月17日まで被災地で救護班の活動調整等をおこないます。
【日赤災害医療コーディネーター】
日赤の救護班や医療資源などを、被災者・被災地へ効率的に分配し、いち早く有効活用してもらえるように調整を行う役割を担う