「limitless」IFRCユース活動支援プログラムにエントリービデオ第2弾を提出!
国際赤十字・赤新月社連盟が、世界のユースから新型コロナウイルス感染症などの活動企画を募集するプログラム「Limitless」に、赤十字京都ユースの宮本佳蓮さんをリーダーとするチームが、エントリービデオ第2弾を提出しました。第1選考を通過した世界のユースから提出される数百件のエントリービデオ第2弾のうち、約50件が次の第3ステージへ進むことが出来ます。
同チームは、感染症から来る不安や恐怖の感情に支配されない社会を目指しています。リーダーの宮本佳蓮さんは、これまでに500人を超える市民に「感染症レジリエンスの強化」について講演をし、多くの共感を得てきました。そして、感染症の不安や恐怖から自分自身を守ること、特に子供達と保護者への啓発が重要だと気づき、そのための教材「絵本:げんきなこころとげんきなからだ」のプロトタイプを作製しました。絵本にはデジタルには無い温もりがあると大好評です。ぜひ、この機会にエントリービデオ第2弾ををご視聴ください。
(和訳は以下のとおりです)
1.自己紹介と私たちのアイデアと解決策の提案
こんにちは。私たちは日本赤十字社京都府支部のLimitlessチームの宮本佳蓮と福永智大です。私たちのアイデアは、「感染症レジリエンスの強化」です。日本では、新型コロナウイルス感染症への行き過ぎた不安や恐怖の感情が、感染者などに対する差別や偏見を生み出し、社会を分断しました。そこで、私たちは不安や恐怖の感情を、一人ひとりの知識や態度で防ごうと考えました。
2.プロトタイプの設計プロセス
私たちの挑戦は宮本佳蓮さん一人から始まりましたが、Limitlessがきっかけとなって優秀なチームが生まれました。そして、Limitlessアカデミーワークショップで、「人々のメッセージを形にすればどうだろう」というアドバイスを得ました。私たちは、宮本さんの講演を受講した500人を超えるメッセージから、問題解決のヒントを探しました。ある中学生の「メディアの情報に流されず、自分で考えること、差別や偏見を防ぐには心を強くする努力が大事だ。」といったメッセージなどから、私たちのコミュニティには「感染症レジリエンスの強化」が必要だと気づいたのです。そして、私たちは絵本という形を選択しました。大人から子供へと未来に伝わっていく利点があるからです。
3.私たちのメッセージ
私たちはこの絵本を通じて、かつて、アンリー・デュナンが訴えた「人間にとって、最大の不幸とは助け合わないことだ」というメッセージを発信します。将来、どのような感染症が発生しようとも、私たちは団結し、お互いを尊重し、助け合うのです。差別、偏見、分断は不要です。この絵本では、感染症の知識よりも、心を保つ方法、メディア・リテラシー、助け合うことの大切さに重点を置いています。この絵本には、人々の心を安らかにし、団結を呼びかける力があります。感動した!子供達に読み聞かせたいという声が、既に寄せられています。もし、チームがシード資金を受けたなら、この絵本を更に普及しし、私たちのコニュニティの感染症レジリエンスを強化するでしょう。