赤十字防災セミナー「ひなんじょたいけん」を体験~京都伏見工業会~
6月6日京都パルスプラザにおいて、京都伏見工業会 第439回6月度例会が開催され、ボランティアの山本隆之さん(赤十字防災セミナー指導者/救急法指導員)と岩間圭吾さん(救急法指導員)が、「防災と身近な物を使った救急法」と題する防災セミナーを実施しました。
京都伏見工業会は、地域中小企業の経営の向上を図る為、経営ならびに会員相互の親睦をおこなうことを目的とする団体で、定期的に会員が集まり勉強会を開催されておられます。
今回は、災害が発生した際に企業としていかに地域に貢献するかを模索するため本セミナーを開催されました。セミナーは、スライドによる能登半島震災の被災状況をご覧いただいた後、毛布を使った傷病者の搬送の方法や三角巾を使っての応急手当をトレーニングしました。
そして、本日のメインプログラムは赤十字防災セミナープログラムのひとつ「ひなんじょたいけん」です。「ひなんじょたいけん」は、カードゲームの感覚で避難所で起こり得る様々な問題について「気付き」を得る格好の教材です。会員の皆さんは、童心に返り(?)楽しくゲームをされました。しかし、楽しまれただけではありません。ゲームを通じて「ゲームでこれだけの課題が出るとは思わなかった。実際の避難所はもっと深刻な課題に突き当たると思う」と真剣に検証をされていました。
山本講師「被災現場での課題を知れば企業としてこれから何をすればよいかが見えてくると思います。発災時の企業の協力は復興の大きな支えとなります。」