京都市立乾隆幼稚園の"青少年赤十字モデル事業"防災教育を取材しました
乾隆幼稚園は京都市上京区にあるJRC加盟校であり、毎月15日を安全の日と定め(土日祝の場合は15日前後)に火災・地震・水害・防犯等のプログラムを行っています。(JRC=Junior Red Cross 青少年赤十字)
今回、地震発生から火災が起こったという想定で11月15日に避難訓練が行われました。
松長園長:自分の命を守る行動について園児自身が考え、実行できるようにすることをテーマにプログラムを実施しているといいます。
今回行われた避難訓練の様子
幼稚園全体に放送が流れます。地震発生。
園児と先生は揺れが収まるまで体を丸め、頭部を保護したり、
机の下に隠れて身を守ります。
引き続き、揺れが収まったものの、火災が発生した想定に移ります。
布で口元を抑え、けむりを吸わないようにしながら建物から避難します。
そして頭には防災頭巾をかぶっています。
園児たちの避難が終わり、松長園長とともに振り返りをします。
地震発生から今までの行動を一つ一つ確認していきます。
これで避難訓練は終了ですが、年長組は終わった後にもプログラムがあります。
年長組の子どもたちはイラストを見て、安全・防災上問題のある個所を挙げ、「なぜ問題があるか」を考えます。
最後にこちらは「地震が起きたらどうするの?」という松田主事からの問いかけに
「頭を守る・(倒れそうな)物から離れる・机の下に隠れる」と答えてくれた年長の園児です。
以上が乾隆幼稚園の避難訓練でした。
園児たちがしっかりと口を抑えて避難する姿や、防災について皆で考えようとする自主性が印象的な幼稚園でした。