令和5年度日本赤十字社長野県支部合同災害救護訓練を実施しました。

 令和5年9月2日(土)、安曇野赤十字病院を主会場に、日本赤十字社長野県支部合同災害救護訓練を実施しました。
 今年度は、糸魚川-静岡構造線断層帯北側を震源とする大地震によって安曇野市が甚大な被害を受け、市内には多数の傷病者や避難者が発生したとの想定のもと、県内赤十字施設の医療救護班や血液供給要員、災害医療コーディネートチーム、安曇野市赤十字奉仕団や長野県赤十字救護隊、長野県柔道整復師会赤十字奉仕団などのボランティア、安曇野市や豊科消防署の職員など約200人が参加しました。
 訓練では、発災後ただちに支部災害対策本部を設置し、県内の赤十字施設と協働して災害対応を進めるとともに、被災地内の安曇野赤十字病院では、医療救護班やボランティアによる多数傷病者へのトリアージ、応急手当などの医療救護を行うほか、市内三郷地区に開設された避難所では、医療救護班による巡回診療、施設のアセスメントなど被災者に寄り添った活動も展開しました。
 今後も、関係各機関・団体と連携した活動の実践の場として訓練を行うとともに、今回の訓練を通じて明らかになった課題等を検証し、支部災害対応能力のさらなる向上に取り組んでいきます。

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医療救護所でトリアージを行う医療救護班

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医療救護所へ傷病者を搬送する赤十字ボランティア

DSCN0133.JPG.jpg病院前で傷病者をトリアージする医療スタッフ

DSC03540.JPG.jpg被災状況などを情報収集する支部災害対策本部要員

DSCF9399.JPG医療ミーティングにて他の関係団体と情報共有を図る救護班要員

DSCN0186.JPG.jpg医療救護班に対して活動への助言を行う日赤災害医療コーディネーター