長野県赤十字歴史資料館
明治10(1877)年に前身の博愛社として設立された日本赤十字社は、活動の裾野を全国に広げるため、各県において「支部」の設置に取り組みました。
長野県では全国に先駆け明治22(1889)年、県庁内に支部を設置、明治32(1899)年には、この地に「長野支部事務所・看護婦養成所」を建設し、赤十字理念の普及と事業拡大の拠点としました。
旧事務所の大部分は建築から百余年を経過し、平成19年老朽化により取り壊すこととなりましたが、赤十字の礎を築いた「救護看護婦」を戦地へと送り出した「正面玄関」と「支部長室」を改修・保存し、解体した建物の屋根瓦・ガラス窓等を利用して、建設当時の姿を出来る限り復元し、平成20年4月1日開館いたしました。
また、長野県支部には赤十字の歴史を語るうえで、全国的にも極めて貴重な資料が多数保存されていることから、これらの資料を館内に展示・公開し、長い歴史をかえりみ、大変な努力を重ねた先人の偉功を、後世に伝えるために残した建物です。
ご利用案内
開館時間 | 9:00~16:00(要予約) ※ボランティアの方々が案内します。 |
休館日 | 土日祝、年末年始(12月29日~1月3日)、創立記念日(5月1日) |
入館料 | 無料 |
交通案内 | JR長野駅から徒歩15分 |
駐車場 | 50台 |
主な収蔵品 | 初代内閣総理大臣伊藤博文侯の書「十字赤章」(明治32年)、初代総裁小松宮親王の書「仁義」(明治34年)、赤十字救護看護婦の記録など多数所蔵 |
見学について |
①見学経路は所要時間別に3つのコースがあります。申し込みの際に必ず選択してください。 |