東日本大震災から10年「過去から未来へつなぐ」
東日本大震災発生から10年。
日本赤十字社が独自に、〔災害の記憶と災害意識の変化〕について調査したところ、
「災害に対する備えをしていない」と回答した方が2人に1人にのぼることがわかりました。
詳細はこちら(日本赤十字社本社webサイトへリンク)
つまり、2人に1人は、なんの備えもないまま災害を迎えてしまいます。
ひとりでも多くの命を救うために、日本赤十字社は、皆さまと共に、
災害に備えるための活動「ACTION!防災・減災」をはじめます。
災害時、あなたを一番守るのは、今のあなたの行動です。
さらに、新潟県支部では、災害を風化させず、未来へつなげていくための一助となるよう、
「過去から未来へつなぐ」と題し、当時現地で救護活動にあたった赤十字の医師、職員と、
復興支援に携わったボランティアの生の声・想いをまとめたインタビュー動画を作成しました。
「備える」ための「気づき」のきっかけとなることを願い動画を作成いたしましたので、ぜひご覧ください。
出演者:
長岡赤十字病院 救命救急センター長 江部 克也(医師として従事)
フリーアナウンサー 伊勢 みずほ氏(ボランティアとして復興支援)
新潟県支部 事務局付部長 谷田 健吾(連絡調整員として従事)
また、私たち日本赤十字社は「備える」活動のため、過去の震災を教訓に、
未来に向けた取り組みも進めてまいりました。
○子ども向けの防災教育プログラムの開発(それぞれ、リンク先で詳細をご覧いただけます。)
・小、中、高校生向けの「まもるいのち ひろめるぼうさい」
・幼稚園、保育所向けの「きけん はっけん」
・遊びながら防災知識を学べる「防災かるた」
○赤十字防災セミナーの開催
○医療チームの育成(訓練の実施)
また、日本赤十字社では東日本大震災で被災された方々を支援するため、義援金を受け付けております。
新潟県支部には10年間で総額7億4,735万7,824円(2011年3月14日~2021年2月28日現在)の義援金をお寄せいただきました。
※なお、日本赤十字社における同義援金の受付は2021年3月31日で終了いたします。
災害からいのちを守るためには、一人一人が意識を持つことが必要です。
これからも、日本赤十字社ではいのちを守るための活動を続けてまいりますので、
皆さまも一緒に「防災」に取り組んでいただけましたら幸いです。