高校生向けに赤十字防災セミナーを実施しました

　11月30日（土）、青少年赤十字高校協議会のメンバーを対象に、赤十字防災セミナーを実施いたしました。

　日本赤十字社沖縄県支部の会議室を会場に開催された当セミナーでは、被災者の経験談を通じて、過去の災害を追体験するプログラム「災害エスノグラフィー」が実施されました。
　セミナーの進行は、沖縄県青年赤十字奉仕団（大学生、若手社会人などで組織されたボランティアグループ）が中心となって行い、若い世代同士で防災について考えました。

被災者の経験談から災害時の状況をイメージ

　実際に災害を体験した方々へのインタビューを通して作成された読み物を使用して、災害時にどのような行動・意識. が求められるのかを学びます。
　また、受講者間で意見交換を行い、災害時の状況の中から気づいた事、大切だと思った点を共有します。
　

災害に備えて

　災害時から命を守るために必要な「自助」「共助」の力を向上させるために、自分たちに出来る取り組みは何かを考えてもらいました。
　高校生の皆さんからは、「ハザードマップを確認して、実際に避難経路を歩いてみる」「自分の家の周辺の海抜を知っておく」「防災グッズの準備、普段から現金を持ち歩くようにする」「体力をつける」「避難訓練や、イベントを通して地域の人と関わる機会を増やす」「学校が避難所になるので、運営の練習をしたい」「地域の人にたくさん挨拶をする」といった多くの意見が出ました。

若い世代の皆さんが、防災について考えるきっかけ作りの場が増えるよう、赤十字ではこれからも防災教育を進めて参ります。