日赤佐賀県支部常備救護班研修会(第1部)を実施 ~災害に備えて~
令和6年6月1日(土)、2日(日)の2日間、日赤佐賀県支部常備救護班研修会(第1部)を開催しました。
研修会では、唐津赤十字病院の3個班(18名)の救護班員が、赤十字の災害救護の歴史や直近の災害対応事例などについて講義を受けました。また、経験豊かな講師陣による実践的なトレーニングやシミュレーションを通じて、救護班員は被災地でのスキルを磨きました。
参加した救護班員からは、「令和6年能登半島地震での経験や近年の風水害での災害救護活動の実情を知ることで、今まで以上に赤十字の救護班員としての責任と自覚が生まれました」との感想がありました。
昨年に引き続き今回の研修会にも、佐賀県災害派遣福祉チーム(佐賀DCAT)に協働・連携を目的に参加していただきました。
令和6年能登半島地震においても、避難所で日赤救護班と他県の災害派遣福祉チームが協働して課題に取り組んだ事例があったため、佐賀DCATの活動や取り組みを通じて、災害時の福祉支援の重要性を学ぶことができました。
また、DCATチーム員の皆さまに被災者役をしていただいた避難所アセスメント実習では、感情やニーズを丁寧に表現され、実習がより実践的なものになり、被災者の多面的な支援の重要性を学ぶことに繋がりました。
なお、研修会に先立って今年度の常備救護班要員任命式を行いました。
日赤佐賀県支部はこのような研修を通じて、関係団体との連携強化を図り、赤十字の使命である「人間のいのちと健康、尊厳を守る」ため災害時に的確かつ迅速な救護活動を展開することを目指しています。
今後とも赤十字の活動にご理解とご支援をいただけますよう、心よりお願い申し上げます。
任命式の様子
オリエンテーション・アイスブレイク
講義
トリアージ演習
職種別演習(主事) 傷病者管理
職種別演習(医師・看護師) 2次トリアージ
エアテントの設営
救護所設営
救護シミュレーション①
救護シミュレーション②
救護シミュレーション③
避難所シミュレーション
修了証交付
集合写真