世界の出来事をみんなで考えるきっかけに―さいたま市立浦和南高校からトルコ・シリア地震救援金を受領しましたー
3月29日(水)、青少年赤十字加盟校であるさいたま市立浦和南高等学校(学校長:田邉広昭)の生徒の代表4名と教員1名が当支部を訪れ「2023年トルコ・シリア地震救援金」の受領式をおこないました。
届けられたのは、学校で募った16,475円。「1日でも早く安心して生活ができるよう、こころのケア活動などに役立ててほしいです。」と当支部事務局長に手渡されました。
募金活動は、生徒が通学途中にニュースで現地の悲惨な状況を見て心が痛んだことがきっかけで発案され、活動を通じて地震の現状を他の生徒と共有しながら、世界での出来事を“自分ごと”に感じてもらいたいとの思いで生徒会役員と有志の生徒約10名が3日間、登校の時間に校内の複数個所で行ったものです。
活動した生徒は、「初めて募金活動を企画したため皆に協力してもらえるか不安だったが、多くの生徒が協力してくれて優しい思いが集まったことが嬉しかったです。普段はニュースの話題を友人同士で話すことはないが、募金活動を実施したことで自然とそうした会話が生まれ、皆で社会の出来事を考えるきっかけになったことは意義ある活動になったと感じます。今後も、このような取り組みを進めていきたいです。」と力強く話していました。
受領式では、職員が現地の状況や赤十字の救援活動について資料を用いて説明し、生徒たちは積極的に質問するなど、熱心に話を聞いていました。
日本赤十字社では、海外で発生した災害についても救援金の募集や人材の派遣など刻々と変化する現地の状況に対応し、国際赤十字と連携して救援活動を行っています。
今回お預かりした救援金については、国際赤十字を通じてトルコやシリアで苦しんでいる人々の救援活動に役立てられます。