令和6年能登半島地震にかかる静岡県支部の対応(2月末時点)

 石川県を中心に甚大な被害をもたらした令和6年能登半島地震から2か月。
 多くの人々が日常を奪われ避難生活を送る中、日赤は発災直後から救護班の派遣や救援物資の配布など、被災地の支援に動いています。
 静岡県支部でも、被災された方々を継続的に支援するため、引き続き救護班や災害医療コーディネートチーム(CoT)に加え、こころのケア班など、職員の派遣を行っています。


●救護班・災害医療コーディネートチーム(CoT)の派遣
  
  1月31日~2月4日  浜松・引佐赤十字病院合同救護班 1班・・・珠洲市内を中心に避難所アセスメント、巡回診療
  2月 1日~  5日  静岡赤十字病院災害医療コーディネートチーム 1チーム・・・珠洲市健康増進センター内での本部活動支援
  2月 7日~ 11日  伊豆・裾野赤十字病院合同救護班  1班・・・珠洲市内を中心に避難所アセスメント、巡回診療
  2月22日~ 26日  浜松赤十字病院災害医療コーディネートチーム 1チーム・・・珠洲市健康増進センター内での本部活動支援
  2月25日~ 29日  静岡赤十字病院救護班  1班・・・珠洲市内を中心に避難所アセスメント、巡回診療

  • 石川県支部でブリーフィングをする救護班

  •  全国各地の日赤救護班等からの応援メッセージ

※ 救護班・・・
医師1人(班長)、看護師長1人、看護師2人、事務職員2人の計6人を基準に編成され、被災地の状況に応じて、ここに薬剤師、助産師、放射線技師等を加えて被災地へ派遣される。
被災地では、他の救護団体と協力しながら救護所の設置、被災現場や避難所での診療などを行う。

※ 災害医療コーディネートチーム(CoT)・・・
災害時の関係機関との連携及び救護班の活動調整などを実施することを目的に、平成25年4月から日赤本社・各支部に設置。被災地の保健医療ニーズを把握し、救護班の活動などに関して、医療の専門的観点から災対本部などでの調整を担う。

  
●現地ロジスティクス支援要員の派遣

  1月31日~2月4日  静岡県支部職員 1名・・・能登少年自然の家での施設管理業務
  2月 7日~ 11日  静岡県支部職員 1名・・・能登少年自然の家での施設管理業務
  2月25日~ 29日  静岡県支部職員 1名・・・能登少年自然の家での施設管理業務
  2月26日~3月3日(予定) 静岡県支部職員 1名・・・日赤石川県支部災害対策本部での活動支援

  • 日赤石川県支部内災害対策本部の様子 

  • 能登少年自然の家にて備品の調達・管理を行う

※現地ロジスティクス支援要員
被災地県支部に設置された災害対策本部での活動支援や、被災地で救護活動にあたる救護要員の宿泊場所にて生活に必要な水や簡易トイレ等の備品調達や施設の管理・運営などを行う。
  

●こころのケア班・調整要員の派遣
  1月27日~2月4日  静岡県支部職員 1名・・・七尾市を中心にこころのケア班の活動調整
  2月 8日~ 16日  静岡県支部職員 1名・・・七尾市を中心にこころのケア班の活動調整
  2月17日~ 23日  静岡赤十字病院こころのケア班 1班・・・輪島市内での支援者支援
  2月26日~3月5日(予定)  静岡県支部職員 1名・・・石川県支部災害対策本部にてこころのケア班の活動調整

  • ハンドケアを行うこころのケア要員

  • 足湯などリラックスできるメニューを用意

※日本赤十字社の「こころのケア」活動・・・
特別に研修を受けたこころのケア要員が、避難所や地域を巡回しながら、被災者の方々や現地で活動する支援者と接する中で、健康状態や身近な悩みなどを聞き、ストレスの軽減などにつなげていく。
また、こうした活動の中で、継続したケアが必要と判断される場合には、専門医などに引き継ぐ。


今後も、引き続き支援を続けていきます。

*日本赤十字社全体の活動の様子や被災地からの声を赤十字NEWSにて特集していますので、以下リンクから併せてご覧ください。

「被災地へ希望を届ける ~能登半島地震、日赤の活動~」