令和3年7月1日からの大雨による災害における当支部の対応について
7月1日からの大雨による災害により被災された皆さまに心からお見舞い申し上げます。
日本赤十字社静岡県支部は、災害救援品の配付や救護班及びこころのケア班の被災地派遣など、様々な支援活動を行いました。
なお、7月31日をもって第一次救護体制を解除し、現在は情報収集体制に移行しています。
災害救援品の配付状況(10月31日現在)
日赤各地区を通じて、下記の災害救援品を、熱海市をはじめ富士市、沼津市の被災された方に配付しました。
災害救援品名 | 配付数 |
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毛布 | 78枚 |
緊急セット | 38セット |
下着セット(男女) | 1,036セット |
タオルセット | 386セット |
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緊急セット
携帯ラジオ、懐中電灯、風呂敷、ブックレット(災害時に気をつけたい症状)などがセットになった災害救援品
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下着セット
Tシャツ2枚、パンツ2枚を圧縮し、セットにした静岡県支部独自の災害救援品。(男性用・女性用の2種類あり)
救護班・こころのケア班の派遣
■救護班
7月4日、伊豆赤十字病院から、救護班1班(6名)を派遣し、避難者51名のスクリーニング(※)を行い、内2名の診療に従事。
※集団の中から特定の病気等にかかっている人を選別すること。
■こころのケア班
7月7日~7月31日まで、県内の赤十字病院から、こころのケア班9班(延べ28名)を派遣。避難者約250名を巡回し、避難者の不安や悩みに耳を傾けたり、子を持つ避難者への子ども見守り相談等、66名のこころのケアを行いました。
発災後1週間の主な対応
7月9日(金)の主な対応
■令和3年7月大雨災害義援金の募集を開始。
(※令和3年10月31日をもって受付終了)
7月7日(水)~8日(木)の主な対応
■7月7日(水)、静岡赤十字病院から派遣された「こころのケア(※1)班」第1班(看護師2名、連絡調整員1名の計3名)が、熱海市内の避難所で活動開始。
DPAT(※2)や地元の保健師等と連携して、避難者の方の不安に耳を傾けるなどの支援を行う。(活動期間は7月9日(金)まで)
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DPATと活動調整を行うこころのケア班
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避難所で活動を行うこころのケア班
※1 日本赤十字社の「こころのケア」:
特別に研修を受けたこころのケア要員が、避難者のストレス軽減を図るため、避難所や地域を巡回しながら、被災者の方一人ひとりと接して、健康状態や悩みなどを伺う。
※2 DPAT(災害派遣精神医療チーム)
7月4日(日)の主な対応
■現地医療ニーズの要請を受け、伊豆赤十字病院から、救護班第1班(医師1名、看護師3名、主事2名の計6名)を派遣。熱海保健所に向けて出発。避難所が集約され、新たな避難場所の一つとなった熱海市内のホテルで、避難者51名のスクリーニング(※)を行い、内2名の診療に従事。
※集団の中から特定の病気等にかかっている人を選別すること。
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熱海市地区に届けた災害救援品
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熱海保健所で状況を確認する救護班
7月3日(土)の主な対応
■静岡県庁の県災害対策本部に連絡調整員(静岡県支部職員)を派遣。
■現地の情報収集を兼ねて、日赤熱海市地区(熱海市の日赤窓口)に向けて出発。
災害救援品の配付も行う。
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災害救援品を搬送する様子