ペットボトルで、心肺蘇生訓練を実施!
コロナ禍での新たな救急法講習で、救命率向上を図る
新型コロナウイルス感染症対策として、人形を使わずにペットボトルを活用した心肺蘇生訓練を11月13日、徳島文理大学で実施し、薬学部の学生ら73名がペットボトルの心臓マッサージ(胸骨圧迫)に挑戦しました。
当支部では感染症が蔓延する今日においても、尊い命を救うため、感染防止対策を徹底しながら救急法講習を開催していますが、比較的受講者の多い出前講習では、従来の複数人で使う蘇生人形は感染防止の観点から利用が難しく、座学や指導員によるデモンストレーションを中心に行ってきました。
コロナ禍においても、特に心肺蘇生で重要な胸骨圧迫の訓練を感染症に配慮しながら受講者一人一人が実施できるよう、当支部ではこの度、飲料水のペットボトルを活用したコロナ禍での新たな心肺蘇生訓練を開始。
学生らは人間の上半身に見立てた新聞中央にペットボトルを設置し、指導員のかけ声に合わせながら両手を重ねてしっかりと30回胸骨圧迫を実施したり、指導員手作りのAEDパッドで、AEDの使い方を真剣に学ぶ姿が見られました。
訓練に参加した学生からは、「ペットボトルで胸骨圧迫ができるとは思わなかった。家でも練習して、万一の際には今日学んだことを実践したい」などの頼もしい声が聞かれました。
指導員の手拍子に合わせて、ペットボトルで胸骨圧迫する学生