板東俘虜収容所を通して、高校生が「人道精神」を学ぶ
捕虜を人道的に待遇し、奇跡の収容所と賞賛されている板東俘虜収容所での人道的な史実を通して、「人道」について学ぶ学習会を1月21日、鳴門市ドイツ館で開催し、JRC高校生メンバーなど33名が参加しました。
メンバーは、赤十字や国際人道法についての講義の中で、敵味方の区別なく救護する赤十字の設立精神や、戦争に参加しない人を守るジュネーブ条約を通して、「人道」について学習したあと、板東俘虜収容所での人道的な施設運営や赤十字との関係を紹介する赤十字人道芝居やドイツ館の展示室を見学し、人道についての学びを深めました。
その後、かつての板東俘虜収容所があった鳴門市ドイツ村公園を訪問し、捕虜が生活していた兵舎の基礎部分や給水施設、製パン所跡、ドイツ兵慰霊碑などを見学。
赤十字ゆかりの地モニュメントでは、板東の捕虜たちが、他国に収容され苦しい生活を送っている仲間を思いやり、赤十字マークを掲げてチャリティーコンサートを開催し、義援金を送ったことなどについて説明を受けると、メンバーからは「厳しい待遇が当たり前の収容所で、このような思いやりあふれる収容所が徳島にあったと聞いて驚いた」「今回の学習会で、人道がどういうものか理解できた。これからの日常生活やJRC活動で実践していきたい」などの声が聞かれました。
メンバーは、今回の学習を通して、青少年赤十字の実践目標である「国際理解・親善」について理解を深めるとともに、いなかる状況下でも人が人として尊重され、人として取り扱われなければならないという「人道」について学び、考えるきっかけとなりました。