「人道の心」たなびく-鳴門市北灘地区-
5月の「赤十字運動月間」に先駆けて、北灘地区自治振興会主催でフラッグキャンペーンと人道学習会を実施しました。今年は瀬戸中学校2年生にもご参加いただき、赤十字の根幹である人道・博愛の心を学ぶ機会としました。
まずは、北灘町の国道11号線沿いに30本の幟を設置。雨予報でしたが、設置時には無事雨もやみ、生徒たちは2人1組となって、幟で赤十字の使命「いのちと健康、尊厳を守る」をPRしました。
その後、場所を移動して講演会がスタート。
第一部は、「板東俘虜収容所を通して中学生が学ぶ赤十字人道学習会」です。赤十字の成り立ちから国際人道法、そして奇跡の収容所と呼ばれた地元・鳴門の板東俘虜収容所について学習しました。
続いて第二部は、赤十字人道紙芝居「ばんどうのコスモス」の上演です。鳴門市の赤十字人道紙芝居語り部ボランティアのお二人に務めていただきました。紙芝居を通して、当時の所長である松江 豊寿の「人道」の心について学びを深めました。
今回のフラッグキャンペーン・学習会で、赤十字思想の普及・啓発を行うとともに、史実から地域と赤十字の結びつきについて理解を深める機会となりました。