青少年赤十字について

児童・生徒が赤十字の精神に基づき、いのちと健康を大切に、
地域社会や世界のために奉仕し、世界の人びととの友好親善の精神を
育成することを目的として、さまざまな活動を学校教育の中で展開しています。

主な活動内容

  • リーダーシップ・トレーニング・センター

    夏休み中に県内各地から児童、生徒が参加し、宿泊研修を通して青少年赤十字の“こころ”と“リーダーとしての資質”を学びます。

  • 福祉体験学習

    車椅子体験のほか、高齢者疑似体験やアイマスク体験を通して思いやりの心を学びます。

  • 募金活動

    日ごろのお小遣いを倹約し、世界で苦しんでいる同世代の子どもたちの支援のための募金や災害時の被災者支援のための義援金、赤十字活動支援募金等を通して、「奉仕」の心を学びます。

  • 人道紙芝居「ばんどうのコスモス」

    板東俘虜収容所での史実を基に作成した赤十字人道紙芝居「ばんどうのコスモス」を通して、未来を担う青少年へ「人道のこころ」を伝えます。

  • 世界の現状を学ぶ

    世界の子供たちが直面している人道問題や、徳島県支部の赤十字国際救護員の活動等を通して、広く世界の青少年等を知り、なかよくたすけあう精神を養います。

青少年赤十字に加盟するには

青少年赤十字活動に加盟するということは、その学校が学校教育の一つとして青少年赤十字の活動を取り入れるということになります。そのため、学校長の承認が必要となり、さらに、児童、生徒(メンバー)の意志を尊重するために、加盟登録の手続きをお願いしています。

加盟登録は、クラブ単位、クラス単位、学年単位、そして学校単位で行ないます。

なお、加盟登録には経費や義務は一切伴いません。

加盟いただくと・・・

1.赤十字のネットワークを活用した幅広い活動ができます。
  (赤十字施設、赤十字奉仕団と連携した活動の展開や海外の青少年赤十字メンバーとの交流)
2.指導者やメンバー対象の各種講習会の参加機会をご案内します。
3.青少年赤十字の手法を活用した学校運営が可能です。
  (ノーチャイム、ボランタリー・サービス活動、掲示板による注意深い生活など)
4.青少年赤十字や赤十字に関する各種資料・教材がご提供できます。
  (定期刊行物・ポスターの送付、講師派遣など)

など、多彩な資源を教育に活用できることも青少年赤十字の大きな特徴といえます。
全国では現在1万を超える幼稚園、保育所、学校で青少年赤十字が採用され、350万人を超えるメンバーが活動しています。

青少年赤十字とは

実践目標

青少年赤十字では、先に述べた目的を達成するために、「健康・安全」「奉仕」「国際理解・親善」の3つの実践目標を掲げています。

健康・安全
いのちと健康を大切にする
人間の生命はもっとも大事なものです。その生命を守るために、自分の命と健康を大切にするとともに、みんなの健康を守り、人間尊重の精神を養うことを目指します。
奉仕
人間として社会のため、人のためにつくす責任を自覚し、実行する
私たちはたった一人で生きているのではなく、社会の一員として生きています。自分が今、他者のために何が出来るかを考え、できることから実行していきます。
国際理解・親善
広く世界の青少年を知り、なかよくたすけあう精神を養う
私たちは、いつも世界の国々とのつながりの中で生活しています。外国の人々やその国のことについて正しく理解し、交流を深めることは大変重要なことです。それは自分自身を知ることにもつながります。このような積み重ねが、世界の平和の実現を目指していくことにつながります。

態度目標

主体性を育むために「気づき」「考え」「実行する」という態度目標を掲げています。

青少年赤十字の特徴

  • 学校や幼稚園・保育所に組織されています。
  • 何を実践するかは学校や園の自由裁量です。
  • 青少年赤十字は世界的な組織です。
  • 国内にも多くの仲間がいます。
  • 青少年赤十字は政治的、宗教的および思想的なことには中立・公平です。