富山県支部・施設合同災害救護訓練を行いました

日本赤十字社は災害における被災者救護の使命と指定公共機関としての立場から、赤十字関係団体が一体となって、不時の災害に備えることを目的とした、富山県支部・富山赤十字病院・富山県赤十字血液センター合同災害救護訓練を6月11日(金)に実施しました。
 
一時に多数の被災者が発生した場合、治療優先度を選別する「トリアージ」から救護所内への受け入れ・手当て・処置、そして傷病者の情報管理など、救護所運営にかかる総合的な救護活動を実施いたしました。今年度は特に感染防止に努め、訓練参加者全員が実際の救護活動でも必要となるマスク・アイシールド・フェイスガードを装着し、一処置ごとにアルコール消毒とディスポーザブル(使い捨て)手袋の交換を実施しました。


※トリアージとは・・・多発患者の治療や搬送のため、一定基準に従ってその重傷度、緊急度、優先度を決定、選別することです。少数の医療スタッフで多数の重軽傷患者に、いかに有効で最大の医療救護を行うかというトリアージの考え方、手順などは大規模災害時の混乱した現場での応急処置、搬送順位の決定などに必要です。

画像 災害現場にいる多数の傷病者のトリアージ実施

画像 トリアージエリアから傷病者を救護所テントへ担架搬送

画像 救護所内で医師による診察

画像 医師の指示のもと点滴等処置を行う看護師と災害対策本部へ無線連絡を行っている主事(事務)