令和4年度 富山県支部・施設合同災害救護訓練を行いました
日本赤十字社は災害における被災者救護の使命と指定公共機関としての立場から、赤十字の各施設(富山県支部・富山赤十字病院・富山県赤十字血液センター)が一体となって、不時の災害に備えることを目的とした、支部・施設合同災害救護訓練を6月10日(金)に富山赤十字病院敷地内で実施しました。
一時に多数の被災傷病者が発生した場合を想定し、治療優先度を選別する「トリアージ」から救護所内への受入れ、手当、処置、そして傷病者の情報管理など、救護所運営にかかる総合的な救護活動を訓練実施しました。今年度も感染症まん延時の活動を想定し、訓練参加者全員が実際の救護活動でも必要となるマスク・アイシールド・フェイスガードを装着し、一処置ごとにアルコール消毒とディスポーザブル(使い捨て)手袋の交換を実施しました。
※トリアージとは・・・多発患者の治療や搬送のため、一定基準に従ってその重傷度、緊急度、優先度を決定、選別することです。少数の医療スタッフで多数の重軽傷患者に、いかに有効で最大の医療救護を行うかというトリアージの考え方、手順などは大規模災害時の混乱した現場での応急処置、搬送順位の決定などに必要です。