山口県赤十字アマチュア無線奉仕団 クラブ局運用を実施しました
山口県赤十字アマチュア無線奉仕団員9名が、去る6月1日(日)の午後、
日本赤十字社山口県支部内奉仕団室の固定局から、
7MHz周波数帯を使用した全国との通信訓練を実施しました。
緊急時には、携帯電話やインターネットといった通常使用している通信が途絶えることがあり、
その際の情報伝達ツールとして、発信情報を複数名が聴取できる無線は大きな力になります。
平時から通信状況を確認する伝播調査や、各種災害救護訓練に併せ通信訓練を実施しています。
今回は、停電時を想定し、日本赤十字社山口県支部に災害救護資材として備えてある
発電機と蓄電池を使用した運用にチャレンジしてみました。
2階奉仕団室から、20mと30mの延長コードを1階へ伸ばしています。
青い方が発電機、オレンジ色が蓄電池、結構重たいです!
まずは発電機につなぎ、CQを出すと、福岡の無線赤十字奉仕団とつながりました。
しかしノイズが多く、辛うじて「福岡」は理解できたものの、コールサインは聞き取れませんでした。
それならば蓄電池はどうかとつなぎ変えてみたものの、インバーターノイズ(と思われる)が酷く、
全く受信できない状態に…。
やむなくいつも使用している奉仕団室のコンセントから電源を取り、運用しました。
奉仕団室が大賑わい、交代でオペレーター(話をする役)を務めました。
その後もコンディションが不安定な中、以下各県の赤十字無線奉仕団員や
一般のアマチュア無線技士の皆様、計28局とレポート交換ができました。
福岡、鳥取、兵庫、長崎、岐阜、茨城、鹿児島、奈良、和歌山、香川(交信時間順)通信の状態が一定ではないのが無線の醍醐味でもありますが、この日も途中で通信が難しくなることも度々あり、ご迷惑をおかけいたしました。
また、周波数帯の調整や、交信が難しい局との中継としてサポートして下さった局もあり、
大変に助かりました。
ご協力いただいた皆様、本当にありがとうございました。
赤十字奉仕団の連携を感じ感激するとともに、災害時等には、
他のアマチュア無線局とスムーズな情報伝達ができるように
日頃から訓練をすることは大切だと改めて感じました。
クラブ局運用は、次回7月下旬頃に予定しています。(今年度5回程度実施予定)
またのご協力を、どうぞ宜しくお願いいたします。